7月3日(土)、米国南東部フロリダ州デイトナビーチのデイトナ・インターナショナル・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第18戦「Coke Zero 400」が開催された。

 年間36戦で争われるNASCARスプリント・カップ・シリーズの前半戦を締め括る今大会の舞台は、開幕戦の行われたデイトナ。1周2.5マイル(約4km)という長いオーバルで、リストリクター・プレートという出力を制限する装置を取り付けてのレースとなる。このため、ドラフティングと呼ばれる、他の車両と縦に連なることで空気抵抗を抑えるテクニックが重要となり、2列、時には3列の隊列で激しく順位の入れ替わるレースが展開される。

 2日(金)午後4時10分から予選が行われ、カイル・ブッシュが3番手、デニー・ハムリンが4番手で2列目に並び、12台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

 3日(土)午後8時前に予定されていたスタートは、直前に降り始めた降雨のために順延。ジェットドライヤーカーで路面を乾かし、予定よりも1時間半ほど遅れた午後9時24分に、 2.5マイルオーバルを160周(400マイル:約640km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。
 3番手グリッドのKy.ブッシュは好位置をキープ。ポールポジションのケヴィン・ハーヴィック(シボレー)のすぐ後につけ、2位で序盤戦へ。15周目には首位に浮上した。一方で、予選で4番手につけたハムリンは、最終練習走行でクラッシュに巻き込まれ、バックアップカーに乗り換えることになったため、後方グリッドからのスタートを余儀なくされてしまった。
 首位争いを展開したKy.ブッシュだったが、29周目にホイールの異常に見舞われグリーン下で予定外のピットイン。トップと同一周回でコースへは戻ったが、同一周回最後尾の36位まで順位を落としてしまった。
 かわって上位争いに加わったのは、18番手スタートのマーティン・トゥルークス・Jr.と 19番手スタートのデイビッド・ロイティマン。共にトップ10圏内へと浮上し、バトルを展開した。
 後方スタートのハムリンも徐々にポジションを戻し、69周目の、この日3度目のイエローコーションからの再スタートでは3番手まで浮上。76周目にはついに首位を奪った。
 デイトナならではの、ドラフティングでのポジション次第で一気に大きく順位の入れ替わる展開の中で、一時は36位まで落ちていたKy.ブッシュも素晴らしい追い上げを見せ、再び首位争いに復帰。86周目にこの日3度目の首位に立った。
 しかし、Ky.ブッシュは首位走行中の103周目に、後方から接触され、壁に激しくクラッシュ。車両前部を大破し、無念のリタイアとなってしまった。
 レースは終盤戦に入ると、クラッシュが多発する波乱の展開。148周目には、3位争いの接触を引き金に、後続勢が行き場を失い、次々とクラッシュ。“ビッグ・ワン”と呼ばれる大クラッシュとなった。19台が巻き込まれたこのアクシデントで、ロガーノ、アンブローズらは大きなダメージを負い戦線離脱。同じく車両にダメージを負ったハムリンもレースは続行したものの、大きく順位を落とすこととなった。
 このアクシデントでは車両火災も発生し、消火と車両排除のために、19分余りに渡ってレースは赤旗中断となった。
 レースが再開し、152周目に再スタートが切られた後も、ファイナルラップ目前の159周目にクラッシュが発生し、レースは6周延長。165周目に“グリーン・ホワイト・チェッカー”の2周で勝負が決されることとなった。
 トヨタ勢では、アクシデントをかわし、スコット・スピード、リード・ソーレンソンがそれぞれ9番手、11番手で最後の再スタート。ソーレンソンがファイナルラップに素晴らしい追い上げを見せ、8位でチェッカー。スピードも10位でチェッカーを受け、“トヨタ カムリ”は波乱のレースで、2台がトップ10フィニッシュを果たした。

 次戦第19戦は7月10日(土)、米国中部イリノイ州ジョリエットのシカゴランド・スピードウェイで行われる。

ドライバー リード・ソーレンソン:
「いいフィニッシュだった。最終練習走行でクラッシュに巻き込まれたため、今日乗った“トヨタ カムリ”はバックアップカーで、全くの新車だった。しかしながら、レースのスタート時から好調だった。グリーン下での走行で、24番手スタートから15位あたりまで浮上し、その後も順位を上げていったが、あるスティントで調子を落とし、ポジションも落としてしまった。すぐにピットでいくつかの調整を行い、その後は絶好調となり、トップ10入りができた。今夜はずっと素晴らしい走りができ、本当に嬉しい。この週末はあまり運に恵まれてこなかったが、最後の最後、ファイナルラップで扉が開けた」

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