NASCAR SPRINT CUP SERIES
第22戦 Cheez-It 355 at The Glen

開催日:8月11日

カイル・ブッシュがロードコース戦を制し今季3勝目

 8月11日(日)、米国東部ニューヨーク州ワトキンス・グレン・インターナショナルのロードコース、ワトキンス・グレン・インターナショナルでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第22戦「Cheez-It 355 at The Glen」が開催された。

 NASCARで年間2戦のみ行われるロードコース戦、今大会はその2戦目となる。ここワトキンス・グレンでは、カイル・ブッシュが2008年にポール・トゥ・ウィンを飾り、過去7年連続トップ10フィニッシュと、得意にしている。しかし、Ky.ブッシュは昨年、一昨年共に終盤まで首位を走行しながら惜しくも勝利を逃しており、5年ぶりの勝利を目指し今大会に臨んだ。

 10日(土)午前11時40分より予選が行われ、クリント・ボウヤーが最前列2番手、マーティン・トゥルークス・Jr.が3番手、今大会スポット参戦のAJ.アルメンディンガーが4番手、Ky.ブッシュが5番手、マット・ケンゼスが10番手につけ、13台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

 11日(日)、好天の下、午後1時26分に2.45マイルロードコースを90周(220.5マイル:約355km)して競われる決勝レースがスタート。

 グリッドの順位を守ったまま、大きな混乱もなくスタートが切られ、2位から5位を占める“トヨタ カムリ”が首位を追う展開。7周目にデイビッド・ロイティマンがコース途中で止まってしまったため、この日初のイエローコーション。

 上位勢はピットに入らなかったが、再スタート直後、アルメンディンガーとKy.ブッシュがトゥルークス・Jr.をパス。15周目にもクラッシュ車両によりイエローコーションとなり、19周目に再スタートが切られると、トゥルークス・Jr.がアルメンディンガーを抜き返すという、“トヨタ カムリ”同士での激しい上位争いが展開。23周目にはハンドリング不調に見舞われたボウヤーが6位へとポジションダウン。Ky.ブッシュが2位に浮上した。

 NASCARのレースとしては平均速度が低く、1周のラップタイムが長いワトキンス・グレンでは、周回遅れになりにくいため、グリーンピットが多用される。全90周のレースを約30周ずつ、3スティントに分ける作戦を採ったチームが多く、30周前後から各車グリーンピットを開始。先のイエローコーションでピットインし、給油タイミングをずらした車両が一時は先行したものの、再び首位のマーコス・アンブローズ(フォード)をKy.ブッシュが追う展開となった。アンブローズは過去2年のワトキンス・グレン戦を制しており、Ky.ブッシュとは毎年首位争いを繰り広げている。

 40周目、中団グループで争っていたトラヴィス・クヴァピルが他車と接触しクラッシュ。コース上にオイルが撒かれたため、レースはコース清掃のために赤旗中断。20分ほどの中断の後に再開された。

 Ky.ブッシュはその後も2位でアンブローズを追い、59周目に最後の給油のためにグリーン下でピットイン。幸運なことに、このグリーンピット作業中にクラッシュ車両が出たためにイエローコーション。まだピットに入っていなかったアンブローズら上位勢は一斉にピットへ。このため、Ky.ブッシュが首位、トゥルークス・Jr.が2位、ボウヤーが3位と、“トヨタ カムリ”の1-2-3体制で再スタートとなった。

 Ky.ブッシュが得意の再スタートを決め逃げる一方で、トゥルークス・Jr.とボウヤーはブラッド・ケゼロウスキー(フォード)にかわされ3位、4位に後退。ケゼロウスキーが激しくKy.ブッシュを追い、2台による首位争いとなった。

 78周目にクヴァピルが再び壁にヒットし、イエローコーション。残り10周での再スタートが切られた直後に、S字コーナーで多重クラッシュが発生。このコーションからの再スタートでも、S字での接触で多重クラッシュとなり、ブライアン・ヴィッカーズが巻き込まれてしまった。

 レースは残り2周での再スタートが切られ、Ky.ブッシュは首位をキープ。2位のケゼロウスキーとのテール・トゥ・ノーズでの首位争いは最後まで続いたが、Ky.ブッシュは逃げ切り、トップチェッカー。今季3勝目、ワトキンス・グレンでの2勝目を挙げた。トゥルークス・Jr.が3位、ボウヤーが6位、アルメンディンガーが10位に入った。この勝利で、Ky.ブッシュはランキングでも5位へと一つ順位を上げた。

 次戦第23戦は8月18日(日)、米国北東部ミシガン州ブルックリンのミシガン・インターナショナル・スピードウェイで行われる。

ドライバー カイル・ブッシュ
「過去数年、我々は勝てる“トヨタ カムリ”と共に戦いながらも、勝利を逃してきたが、ようやく今日その雪辱が果たせた。ヴィクトリーレーンに戻ることが出来て嬉しい。チームが本当に良くやってくれて、ドライブするのが楽しかった。支えてくれたスポンサーや、TVで見てくれたファン、そしてこのコースに来てくれた大勢のファンに感謝したい」

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