NASCARスプリントカップ・シリーズ1日、マーティンズビル・スピードウェイで第33戦が行われ、ジェフ・ゴードン(シボレーSS)が今季初勝利を挙げた。

 プレーオフとなるチェイスも第3ラウンドへと突入し、チャンピオン候補も8名まで絞られた今季のNASCAR。10月30日に行われた予選では、チェイス第2ラウンドで3連勝を果たしたジョーイ・ロガーノ(フォード・フュージョン)がポールポジションを獲得。マーティン・トゥルークスJr.(シボレーSS)、AJ.アルメンディンガー(シボレーSS)と続いた。

 500周で争われた1日の決勝レースは、レース前の降雨によりイエローコーション下でスタート。8周目から本格的なレースがはじまった。ポールシッターのロガーノは、序盤から上位争いを展開し、レース前半の展開を支配。その後、チームメイトのブラッド・ケゼロウスキー(フォード・フュージョン)が一時8秒もの差でレースをリードしていく。

 イエローコーションをはさみつつ、ロガーノとケゼロウスキーがレースをリードしていくが、リスタートの際に、先頭のこの2台に続いてマット・ケンゼス(トヨタ・カムリ)が3番手につける形となる。そして、コツコツとぶつかり合う小競り合いの中でケンゼスがスピンを喫し、マシンにダメージを負ってしまう。

 ここで大きく順位を落としたケンゼスだったが、マシンの修復を終えて数週遅れでコースへと戻った後、首位を走るロガーノに接触。双方ともにリタイアとなってしまう。ケンゼスのこの動きは、前戦カンザスでトップ争いをしていた両者が接触したことへの報復なのではないかと見られているが、この行為によりケンゼスは2レースの出場停止処分を受けることに。参戦再開は最終戦のホームステッドとなる。

 これによりレースは赤旗中断となるが、これで首位に躍り出たのがゴードンだった。その後、アルメンディンガーやデニー・ハムリン(トヨタ・カムリ)との戦いを経たゴードンは、終盤はジェイミー・マクマーレイ(シボレーSS)の接近も振り切ってトップチェッカー。今季限りでシリーズへのフル参戦を終えることを表明しているゴードンが、チェイス最終戦への切符をいち早く手に入れることとなった。

 2位にマクマーレイ、3位にハムリンが入り、4位はデイル・アーンハートJr.に。カイル・ブッシュ(トヨタ・カムリ)が5位に入っている。

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