NASCAR SPRINT CUP SERIES
第27戦 GEICO 400
開催日:9月16日
チェイス開幕。“トヨタ カムリ”は4台がトップ10フィニッシュ
9月16日(日)、米国中部イリノイ州ジョリエットのシカゴランド・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第27戦「GEICO 400」が開催された。
シーズン最後の10戦で、ランキング上位12名がポイントをリセットし、タイトルを争う“チェイス”がいよいよスタート。トヨタ勢ではデニー・ハムリン、クリント・ボウヤー、マーティン・トゥルークス・Jr.の3名が“チェイス”入り。最多の4勝を挙げているハムリンは、ボーナスポイントによりランキングトップで“チェイス”開幕戦に臨むこととなった。
14日(金)の練習走行に続き、15日(土)午後12時40分から予選開始。ハムリン8番手、ボウヤーが9番手、ジョーイ・ロガーノが10番手を確保。12台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。
16日(日)好天の下、午後1時20分に1.5マイルオーバルを267周(400.5マイル:約640km)して競われる決勝レースがスタート。
8番手、9番手からスタートを切ったハムリンとボウヤーが序盤から好調な走りを見せ、イエローコーションが出ないまま40周目過ぎから始まったグリーンピットを終えた時点で、ロガーノが4位、ハムリン5位、21番手スタートからポジションを上げたカイル・ブッシュ6位、ボウヤーもトップ10圏内をキープ。
一方で、“チェイス”を争うトゥルークス・Jr.は18番手スタートながら序盤はハンドリングに苦しみ、一時は30位前後まで後退してしまった。
140周目過ぎからこの日2度目となるグリーンでのピット作業がスタート。ハムリン、ロガーノ、ボウヤーらがピットを終えた直後に他車のクラッシュによりイエローコーション。周回遅れになることは免れたものの、ロガーノ10位、ハムリン11位、ボウヤー13位へとポジションダウン。
189周目、この日4度目のイエローコーションが出され、全車ピットへ。トップ5圏内で争っているKy.ブッシュが4位、2本タイヤ交換として順位を上げたロガーノとマーク・マーティンが5,6位、ハムリン9位で再スタート。タイヤ4本交換の優位性を活かし追い上げたハムリンが200周目にKy.ブッシュをかわして5位に浮上した。
先のピットからチェッカーまでは70周以上あり、残り周回は、最低もう一回の給油が必要な状況。チェッカーまで40周を切ったあたりから各車グリーン下でのピット作業が始まった。
ロガーノ、Ky.ブッシュ、ハムリンらが早めのピット作戦を採ったのに対し、ボウヤーは最後まで給油ピットを引っ張り、232周目には首位浮上。貴重なリードラップボーナスを獲得。
ボウヤーがピットへ向かい、全車がピット作業を終えた時点で、Ky.ブッシュが5位、ハムリン8,ロガーノ9位、後半順位を上げてきたトゥルークス・Jr.が11位、ボウヤーが12位で終盤戦を迎えた。
Ky.ブッシュは4位を守ってチェッカー。ロガーノが7位、トゥルークス・Jr.とボウヤーが9位、10位に入り、共にトップ10フィニッシュを果たした。
“チェイス”のために着実にポイントを稼ぎたいハムリンは7位を走行していたが、ファイナルラップに痛恨の燃料切れ。スローダウンのままチェッカーを受け、首位と同一周回最後尾の16位に終わった。
この結果、“チェイス”でのランキングは、ハムリンが首位と15点差の4位に後退。ボウヤーはハムリンと同ポイントの6位、トゥルークス・Jr.は9位につけている。
次戦第28戦は9月23日(日)、米国北東部ニューハンプシャー州ロードンのニューハンプシャー・モーター・スピードウェイで行われる。
ドライバー カイル・ブッシュ:
「我々の“トヨタ カムリ”は力強く、今日はスタートから良い走りができた。序盤はあまり調整を行わず、コースのコンディションが変わっていくに従って、更なるグリップを得るため若干のセッティング変更を行った。今日の我々はトップ3フィニッシュするには速さが足りなかったが、努力の甲斐あってなんとか4位フィニッシュを果たせた」
ドライバー マーティン・トゥルークス・Jr.:
「スタートは酷い状態で、あっという間に順位を落としてしまった。レースを通してアンダーステア症状に苦しみ、何度も調整を続けた。チームの努力もあり、最後の大きな調整が効を奏した。序盤はトップ10フィニッシュなんてとても想像できない状況だったが、それだけにこの結果には満足している」
ドライバー クリント・ボウヤー:
「悪くない一日だった。ピット戦略が上手く行ったのかどうか私にはわからない。しかし今日はピットでかなり順位を失ってしまったように感じた。まずまずの結果を続けるだけではタイトルは勝ち取れない.更に良い結果を狙っていく」
ドライバー デニー・ハムリン:
「最後のピットストップでの給油が完全ではなかった。今日は3位は狙える速さがあったと思うが、終盤は燃料をセーブするためにペースを抑えていた。しかし、最後まで燃料がもたなかった。来週については楽観視しており、勝利を狙っている。今日は厳しい幕切れとなってしまったが、我々は十分な速さを持っている。まだチェイスは始まったばかりで、15ポイント差を取り戻すのは難しくない」
