NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第22戦 Ford EcoBoost 200
開催日:11月16日
0.014秒差で惜しくもカイル・ブッシュが2位
ティモシー・ペターズは6ポイント差でタイトルに届かず
NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズのシーズン最終戦となる第22戦「Ford EcoBoost 200」が11月16日(金)にホームステッド・マイアミ・スピードウェイで開催された。
同シリーズではティモシー・ペターズがドライバーズランキングで首位に11ポイント差の2位につけており、逆転タイトル獲得を目指して最終戦に臨んだ。
今大会は全ての走行スケジュールが16日(金)の一日で行われるワンデイ・イベント。午前11時から2時間の練習走行を経て、午後4時半から予選が行われ、パーカー・クリガーマンが今季2度目となるポールポジションを獲得。カイル・ブッシュが6番手、マット・クラフトンが9番手、ジョニー・ソーターが10番手と続き、12台の“トヨタ タンドラ”が決勝へと進んだ。
予選に続き午後8時22分、1.5マイルオーバルを134周(201マイル:約320km)して競われる決勝レースがスタート。ポールポジションのクリガーマンは首位をキープ。6番手グリッドのKy.ブッシュが得意のスタートダッシュで3位へとポジションを上げた。
クリガーマンはアンダーステア症状に苦しみ、5周目に首位陥落。一方でKy.ブッシュは更に順位を上げ、20周目には2位に。
35周目にコース上の異物によりイエローコーションが出され、全車ピットへ向かうと、このピット作業でKy.ブッシュは首位に立った。
44周目に2度目のイエローコーションが出されたが上位勢はコース上に残り、再スタート後、ライバルの先行を許す形に。Ky.ブッシュが3位、クリガーマンが4位、クラフトンが5位で首位の2台を追う形となった。
その後、90周目前後のグリーンピットを経て、104周目にこの日3度目のイエローコーション。ほとんどの車両が4本タイヤ交換を行ったのに対し、2本タイヤ交換作戦を採ったソーターが首位に浮上した。
しかし、4本タイヤを交換したKy.ブッシュらを抑えることはできず、再スタートでKy.ブッシュが再び首位を奪還。これにクラフトンが続き、2台の“トヨタ タンドラ”による激しい首位争いが展開された。
残り10周でクラッシュ車両によるイエローコーション。上位勢はコース上に残り再スタート。Ky.ブッシュが首位を逃げる後方で、クラフトンとソーターのチームメイト同士による2番手争いとなったが、残り3周というところで、クラフトンとソーターをパスしていった元F1ドライバーのネルソン・ピケ・Jr.(シボレー)とランキング上位を争うタイ・ディロン(シボレー)が接触しクラッシュ。後続が突っ込み大混乱となったコースを清掃するため、レースは10分あまりにわたって赤旗中断となった。
レースは6周延長され、最後の2周“グリーン・ホワイト・チェッカー”で決されることに。首位のKy.ブッシュは好スタートを切り、トップでファイナルラップを示すホワイトフラッグを通過したが、ファイナルラップに追い上げてきたケール・ゲール(シボレー)が並びかけ、2台はサイド・バイ・サイドのまま最終コーナーへ。最後のストレートでゲールをパスしようとしたKy.ブッシュを、抑えようとしたゲールはKy.ブッシュと接触。Ky.ブッシュはゲールとアウト側のウォールに挟まれた状態で、2台はスモークを上げたままチェッカー。ノーズが僅かに前に出ていたゲールが、0.014秒差で勝者となり、Ky.ブッシュは惜しくも2位フィニッシュとなった。
ソーターが6位、クリガーマンが7位。タイトルを争うペターズは8位と着実にトップ10フィニッシュを果たしたが、ライバルのジェイムズ・ブッシャー(シボレー)が13位でフィニッシュしたため、6ポイント及ばず、逆転タイトル獲得はならなかった。
来シーズンは2月22日(金)にデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開幕戦が行われる。
ドライバー カイル・ブッシュ:
「我々の“トヨタ タンドラ”は今日1日中好調だった。ただ、最後は赤旗中断を含む複数のコーションで、大きく順位が入れ替わってしまった。最後はフェンスに押しつけられる形となってしまい、行き場がなかった。今シーズンサポートしてくれたスポンサーとトヨタ、そして素晴らしい仕事をしてくれたクルーに感謝したい」
ドライバー ティモシー・ペターズ:
「色々あった週末だった。練習走行の序盤、壁にヒットしたが、そこから持ち直し、我々はこのレースで着実にトップ10フィニッシュを果たした。全てはシーズンを通してのチームの素晴らしい努力によるものだ。今季は序盤、いくつかの誤った選択をしてしまったために厳しい戦いになってしまった。とはいえ今季は、私のキャリアの中で最良のシーズンだった。それだけにタイトルを獲得できなかったことは残念だ。しかし、シーズン2位という記録を獲得できたことは喜んでいる。今季は非常に多くの経験を積むことができ、大きな自信を得た。オフシーズンは早めに作業を始めて、来季開幕戦のデイトナでは力強い走りを見せたい」
