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投稿日: 2012.04.01 00:00
更新日: 2018.02.16 08:15

PCCJ第2戦岡山は山路慎一が逆転勝利を飾る


プレスインフォメーション\t2012年4月01日

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2012 第2戦 (岡山) 決勝

岡山. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2012年シリーズ 第2戦 決勝レースを、2012年4月1日(日) 岡山国際サーキット(岡山県)にて開催いたしました。

くもり/ドライ 気温11度 路面温度19度

 4月1日、前日の第1戦に引き続き、ポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)の第2戦決勝が行われた。朝から晴れ間が顔を見せたり、黒い雲が横切ったり、岡山国際サーキット上空の空模様は安定しない。スタート直前にも黒い雲が小さな雨粒を落とし、グリッド上ではレインタイヤの準備もされていた。

 第1戦のベストラップ順となる第2戦のスターティンググリッド上位は#90 イゴール・スシュコ、#11 山路慎一、#14 平川亮、#7 水谷晃、#19 永井宏明、#16 横幕ゆぅ、#22 マイケル・グリーン、#3 江本玄の順。幸いにも路面が濡れることなくフォーメーションラップが開始され、レースはドライコンディションでスタートする。

 好スタートを決めたのは2番手の#11 山路。#90 イゴールを抜き、トップで1コーナーへ進入していく。これに続き#14 平川も#90 イゴールを抜き、さらにはオープニングラップの間に#11 山路をも抜き去りトップを奪うと、ルーキーとは思えない堂々とした走りで#14 平川はラップリーダーを重ねていく。このスタートで順位を大きく上げていたのが#3 江本。8番手から一気に4番手まで浮上してジェントルマンクラスの首位についた。同クラスの#19 永井、#16 横幕らとの接近戦がしばらく展開されたが、3周目に#19 永井が、5周目に#16 横幕がそれぞれ#3 江本をパス。ここからトップを争う2台の緊張感が高まっていく。ところが、3番手を走行していた#90 イゴールが6周目の1コーナーでブレーキを大きくロックしてコースオフし、#19 永井と#16 横幕の間でコースに戻ってきた。「その後、イゴールはペースを上げて永井さんを抜き返していったけど、コースに戻った際に僕はスピードを緩めなければならず、そこで2秒ロスしました」(#16 横幕)。この2秒が、後半に大きく響くことになる。

 トップは9周目まで#14 平川が堅守していたが、10周目に#11 山路がオーバーテイク。「ブレーキをロックさせてしまいフラットスポットを作ってしまったんです。それで厳しい状況になってしまいました」(#14 平川)。序盤からタイヤマネジメントを意識して#14 平川のテールに食らいついていた#11 山路は、抜き去った後はぐんぐんと差を広げて逃げていった。「マシンのバランスもすごく良かったです。序盤の平川くんの速さには少し驚かされたけど、僕の方がタイヤを持たせられましたね」(#11 山路)。同じ10周目、#90 イゴールに抜かれ4番手に後退した#19 永井に対して#16 横幕がスパート。残り2周で2台はテール・トゥ・ノーズになる。プレッシャーをかける#16 横幕、コーナーの進入で隙を見せない#19 永井。「今日はクラス優勝するぞって言い聞かせてスタートしました。プレッシャーはすごく厳しかったです。でも、簡単に抜かれたくはなかった」。時には並びかけるほど#16 横幕の猛攻は続いたが、冷静な堅守で#19 永井がジェントルマンのトップを守った。

 レースは#11 山路がPCCJ初優勝を挙げ、#14 平川、#90 イゴールの順でチェッカー。ジェントルマンクラスはPCCJデビュー2戦目の#19 永井が初優勝を飾り、#16 横幕がクラス2位、そして「表彰台、すごく気持ちよかったです!」と語る#32 飯田太陽がクラス3位を得た。次戦は5月3〜4日開催の富士スピードウェイラウンド。今回同様、スーパーGTのサポートレースとして開催される。各クラスとも連勝を許されなかった今回以上に、1.5kmのストレートがある富士は例年、激戦となるコース。果たして表彰台の頂点には誰が立つのか? 現段階では、それを予想するのが非常に難しい。

■第2戦 決勝結果
Pos.\tCar#\tDriver\tClass\tCar Name\tGap
1\t11\t山路 慎一\tC\tExcellence M.S.\t24'04.370
2\t14\t平川 亮\tC\tGARMIN PORSCHE\t+4.764
3\t90\tIgor SUSHKO\tC\tOGT! 豊通エレクトロニクス\t+12.755
4\t19\t永井 宏明\tG\tナインレーシング\t+18.799
5\t16\t横幕 ゆぅ\tG\tYOU DIRECTION\t+20.254
6\t22\tMichael GREEN\tC\tMIKE DIRECITON\t+23.722
7\t15\t神取 彦一郎\tC\tパワーステーション サムライ\t+32.650
8\t32\t飯田 太陽\tG\tKRM ケーズフロンティア\t+32.966
9\t5\t高見澤 一吉\tC\t高見澤整骨院OSSOポルシェ\t+35.997
10\t7\t水谷 晃\tC\tDIRECTION RACING\t+39.070
11\t8\t櫻井 澄夫\tG\tロードサービス GT3\t+43.614
12\t6\tARTE ROSSI\tG\tJHM DIRECTION\t+1'07.635
13\t2\t田島 剛\tG\t911magTAJIMAGT3\t+1'08.359
14\t21\t高田 匠\tG\tTAKUMIRacingGT3\t+1'15.280
15\t3\t江本 玄\tG\tアキラレーシング GT3\t+1'18.415
16\t29\t滝澤 智幸\tG\tAdelcars GT3 Cup\t+1'31.547
17\t33\t荻野 哲生\tG\tKRM ケーズフロンティア\t2Laps

※ベストラップ:#11 山路 慎一 1'34.361 3/15 (コースレコード)


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