タルクィーニ選手がレース1で2位フィニッシュ。惜しくも初勝利を逃すも、開幕戦に続き表彰台を獲得

2013年4月7日(日)
決勝会場:ムーレイ・エル・ハッサン・サーキット(4.545km)
天候:晴れ 気温24℃
コースコンディション:ドライ

「カストロール・ホンダ・ワールド・ツーリングカー・チーム」は、第2戦モロッコ・マラケシュでの予選で、初のポールポジションを獲得。初優勝を目指し、絶好の位置から決勝レースを迎えました。ガブリエーレ・タルクィーニ選手にとっては16回目のポールポジションとなり、WTCCにおける最多ポールポジション獲得となりました。

前日の予選でダメージを受けたチームメート、ティアゴ・モンテイロ選手のマシンは、チームのメカニックの深夜に及ぶ作業で修復されました。フロントサスペンションとリアアクスルは全く新しいものと交換され、朝のウォームアップセッションでテストし、問題なくレースに出走できることが確認されました。

強い日差しの中で始まったレース1は、ポールポジションから好スタートを切ったタルクィーニ選手がトップを守り、オープニングラップを終了。序盤、ライバルの激しい追い上げを抑えて首位を守ります。14番手からスタートしたモンテイロ選手は、スタート直後にポジションを13番手に上げ、上位進出を狙います。

5周を終えた時点で12番手となったモンテイロ選手ですが、ターン3の立ち上がりで姿勢を崩し、ウオールに接触してストップ。無念のリタイアとなりました。ほぼ同じタイミングの6周目、タルクィーニ選手は一瞬の隙を突かれ、トップの座をライバルに奪われてポジションを2番手としました。

モンテイロ選手のアクシデントによりセーフティカーが導入され、それから6周にわたって先導走行となりました。レースは残り2周で再開され、後続の激しい追い上げからポジションを守りきったタルクィーニ選手は、2位でチェッカーフラッグを受け、前戦モンツァに続いて表彰台を獲得しました。

レース2は、レース1終了から15分間のリペアタイムのあと、すぐに行われました。そんな中、モンテイロ選手はマシンの修復が間に合わず欠場となりました。リバースグリッドにより、10番手からのスタートとなったタルクィーニ選手は好スタートで、ポジションを6位に上げてオープニングラップを終了。前後のライバルと激しい争いを繰り広げます。

しかし8周目、シケインの立ち上がりでスピンし、姿勢を崩したままウオールに接触したタルクィーニ選手はリタイアとなりました。

シリーズポイントはタルクィーニ選手が51ポイントでランキング3位。モンテイロ選手は14ポイントで10位。Hondaはマニュファクチャラーズポイントを145に伸ばし1位をキープしています。

コメント
ガブリエーレ・タルクィーニ選手(2位/リタイア)
「できる限りプッシュしましたが、トップを走るというのは常に難しいものです。わずかな隙を突かれ抜かれてしまいましたが、最終的にトップとは僅差でした」

アレッサンドロ・マリアーニ|Castrol Honda World Touring Car Team代表
「このレベルで戦うことは非常に難しいことですが、ポールポジションから2位という結果は、我々のポテンシャルが非常に高いことを証明しています。シーズン中はレースも多く、スケジュールもタイトですが、レースの間の開発計画が遅れないようにしなければなりません。レース2ではタルクィーニ選手が6番手にいながらリタイアとなり、ポイントを獲得できず残念でした」

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