2015年F1第8戦オーストリアGPの公式予選Q1は、メルセデスのニコ・ロズベルグがトップタイムを記録した。順位結果は以下のとおりとなっている。
決勝のグリッドを争う予選Q1の天候は曇り空ながら、直前のFP3に降った雨の影響でコースはハーウウエットの状態でスタート。セッション開始14時(現地時間)時の気温は12度、路面温度は21度を記録した。18分間のQ1では全20台のうち上位15台がQ2へ進出する。
序盤の各車は雨用のインターミディエイトタイヤで周回をスタートするが、早くもザウバーのフェリペ・ナッセがスーパーソフトを投入するなど、各チームはドライタイヤに履き替えるタイミングを探りながら走行。続けてウイリアムズの2台がソフトタイヤで暫定トップタイムを記録すると、セッション終盤は全車がスーパーソフトでアタックする展開となった。
ここでトップタイムを記録したのはメルセデスのロズベルグで、2番手にトロロッソのカルロス・サインツJr.、3番手にフェラーリのセバスチャン・ベッテルが続いた。メルセデスのルイス・ハミルトンは13番手。
一方、下位のノックアウトゾーンでは、一旦ポジションを上げたフェラーリのキミ・ライコネンがチェッカー前にピットに戻ってしまい、その後再びノックアウトゾーンに落ちて18番手でまさかの敗退。一時、セッションのトップタイムを記録したマクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンも17番手、さらにフォース・インディアのセルジオ・ペレスが16番手でノックアウトを喫した。
マクラーレン・ホンダのもう一台、フェルナンド・アロンソは15番手ギリギリでQ2に進出している。