7日、映画『ラッシュ/プライドと友情』の全国公開が始まり、日本語吹き替え版で主演を務めたKinKi Kidsの堂本光一さんと堂本剛さんが、東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇で行われた初日舞台挨拶に登場した。
1976年のF1シーズンを軸に、ジェームス・ハントとニキ・ラウダのチャンピオン争いや、ライバル関係を超えた絆を描き出した『ラッシュ/プライドと友情』。アカデミー賞監督としても知られるロン・ハワード監督のもと、クリス・ヘムズワースがハント役、ダニエル・ブニュールがラウダ役を演じ、日本より一足早く公開の始まっている海外でも高い評価を受けている。
初日舞台挨拶が行われた日劇では、朝10時からの日本語吹き替え版上映後、舞台挨拶に先駆けて、映画の主演を務めたヘムズワースとブニュールからのメッセージが上映。ふたりがKinKi Kidsを出迎えるコメントを述べると、光一さんと剛さんが舞台袖から姿を表した。
会場を埋め尽くす観客からの歓声につつまれながら登壇したふたりは、軽妙な掛け合いも交えながら、吹き替え版で主演を演じた感想などを披露。大のF1好きとしても知られ、映画ではハントの吹き替えを演じた光一さんは、F1をよく知っているが故のプレッシャーも感じていたのだという。
「ハントのこともラウダのこともよく知っているので、それを演じるというのはすごくプレッシャーでした。しかも、ハント役のクリスも、ラウダ役のダニエルも本当に素晴らしい演技をしていたこともあり、二重のプレッシャーがありましたが、精一杯演じました」
一方ラウダ役を演じた剛さんは、「F1のことは“ダウンフォース”くらいしか知らない」状態で吹き替えに臨んだものの、「この作品を通してF1もいいなと思いました」と語っていた。
トークの中では、現在開催中のソチオリンピックについての話題にも触れられたが、光一さんはソチの情報はあまりチェックしていないことを明かし、「F1の開幕も非常に楽しみですね。今年は面白いことになると思いますよ」と興奮した様子でF1についてコメント。「ただ、話し始めたら3~4時間はかかってしまいます(笑)」と話しファンの笑いを誘っていた。
また、舞台挨拶の中では、再度スクリーン上にゲストが登場。ハワード監督からのメッセージが映し出され、「いつの日かふたりが私の映画に出る日が来るかもしれません」とのコメントに、会場からは歓喜の声が巻き起こっていた。
『ラッシュ/プライドと友情』はTOHOシネマズほかで上映されている。