スーパーGT第1戦岡山は予選Q2〜Q3が行われ、GT500クラスはKEIHIN HSV-010が初めてのポールポジションを獲得した。2番手にはカルソニックIMPUL GT-R、3番手にはRAYBRIG HSV-010が続いている。GT300クラスはJIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458がポールポジションとなった。
Q2：
予選Q1終了から、ポルシェカレラカップジャパンの決勝レース1を終え迎えた予選Q2。Q2は各クラス10分、Q3はそれぞれ8分間で行われる。カレラカップ終了後からやや岡山国際サーキットは天候が好転。Q2はまずは、Q1でアタックしていないドライバーが乗り込むことになる。
今回のノックアウト予選では、Q2で使用したタイヤをそのままQ3でも使用しなければならないこともあり、GT300のQ2では各車ゆっくりとウォームアップし、アタックに向かっていく。そんな中、最初に#86JLOCランボルギーニRG-3がアタックに入るが、リボルバーコーナーの出口でスピン！ 赤旗が提示される。
すぐに赤旗が解除されセッション再開となり、GT300はエヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電がトップタイムをマーク。JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458、ARTA Garaiyaと続くトップ3となった。一方、Q2脱落となったのは初音ミク グッドスマイル BMW、NetMove TAISAN Ferrari、#88 JLOCランボルギーニRG-3ら6台という結果となったが、#86JLOCランボルギーニRG-3のタイムが削除されたため、初音ミク グッドスマイル BMWがQ3に繰り上がっている。
続くGT500クラスのQ2では、終盤に各車一斉にアタック。チェッカーに向けてタイムが次々と縮められていくが、ここでトップタイムをマークしたのはアンドレ・ロッテラー駆るPETRONAS TOM'S SC430。次いで金石年弘のKEIHIN HSV-010、ジョアオ-パオロ・デ・オリベイラのカルソニックIMPUL GT-Rというトップ3となった。
一方、Q2脱落となったのは開幕戦2位のENEOS SUSTINA SC430、王者ウイダーHSV-010、S Road MOLA GT-R、ADVAN KONDO GT-Rという4台となった。
Q3：
迎えたGT300クラスのQ3。各陣営エースドライバーが揃うこととなったが、終盤に向けて展開されたアタックの結果、GT300クラスはまずはtriple a Vantage GT2の吉本大樹がトップタイムをマーク。しかし、終了1分前にARTA Garaiyaの高木真一が逆転！ チェッカー周の各車のアタックに注目が集まったが、吉本が0.009秒差で高木を再逆転。これで吉本のPPか!? と思われたが、田中哲也駆るJIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458がそのタイムをさらに上回りトップに浮上！ ドラマチックな幕切れとなった。
結局GT300はJIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458がポールポジション。triple a Vantage GT2、ARTA Garaiyaと続くトップ3に。4番手にはリール ランボルギーニRG-3が続いた。
続くGT500クラスでは、フォーミュラ・ニッポンでも中心となって戦うメンバーが多く、ドライバー面でも注目を浴びるセッションとなったが、2〜3周のアタックの中で塚越広大駆るKEIHIN HSV-010がまずはベストタイムをマーク！ これに各車が挑んでいくことになった。
しかし、翌周もベストを更新した塚越のタイムには各車およばず、KEIHIN HSV-010が初のポールポジションをゲット！ 塚越にとっては強力なライバルたちを下しての嬉しいポールとなった。2番手には松田次生駆るカルソニックIMPUL GT-R、3番手には伊沢拓也駆るRAYBRIG HSV-010という結果に。4番手には中嶋一貴がアタックしたPETRONAS TOM'S SC430となった。
