スーパーGTシリーズを運営するGTアソシエイションは18日、神奈川県横浜市の水道事業を担う横浜市水道局と、水源エコプロジェクト『ウィコップ』の協定を結び、山梨県道志村の水源の森づくりに取り組むと明らかにした。
この横浜市水道局の水源エコプロジェクトは、明治時代から横浜市の水源を担う山梨県道志村にある豊かな水源かん養林を、企業や団体と協働で守り育てていくプロジェクト。スーパーGTはこのエコプロジェクトに賛同する形で、水道局所有の水源林整備に関する費用を寄付。水道局とともに、3年間で3ヘクタールもの広大な森を整備していくという。
整備された森は、『SUPER GTの森』と名付けられ環境活動を行うほか、GTアソシエイションは横浜市水道局とともに水源林の大切さを伝えるPRイベントをサーキットで展開。7月28日〜29日にスポーツランドSUGOで開催される第4戦からPR活動を行うとのことだ。
また、今後スーパーGTのシリーズ戦で、横浜市オフィシャルウォーター『はまっ子どうし The Water』を『SUPER GTの森の水』として販売。その売り上げの一部は、道志水源林ボランティア事業のための『水のふるさと道志の森基金』に寄付される。
2009年からスタートした横浜市水道局の水源エコプロジェクト『ウィコップ』には、京急百貨店、ブリヂストン、ファンケル、コープかながわ等現在11の企業が協定を結んでおり、スーパーGTは12番目の団体となる。すでに各自動車メーカー等はさまざまな環境保全活動を行っているが、モータースポーツシリーズとしてはこれまでにない試みとも言えるだろう。