スーパーGTのメーカー合同テストは23日、富士スピードウェイで28台のマシンが参加しスタートした。10時からスタートした午前のセッションは、岡山テストから好調のカルソニックIMPUL GT-Rがトップタイムをマーク。直線の最高速でも、なんと300km/hをマークしている。
開幕に向けて最後の合同テストとなるスーパーGT富士メーカー合同テスト。この日は3連休の最終日で、ファン向けに公開されていることもあり、朝から東ゲートに長い渋滞が発生するほどのファンが集まった。そんな中、GT500クラスはRAYBRIG NSX CONCEPT-GTが参加していないものの、LEXUS TEAM WedsSport BANDOHの19号車が初参加。GT500が14台、GT300クラスも14台が参加している。
GT500クラスでは、3メーカーとも富士スピードウェイ専用のロードラッグ仕様のエアロが装着されている。フロントフェンダー左右が大きく張りだしているほか、車幅いっぱいに広がるリヤウイングを装着。岡山の仕様とは外観上も大きく異なっている。
迎えた10時からの午前のセッションは、快晴の下スタート。コースオープンとともに各車が続々とコースに入っていき、メニューをこなしていく。LEXUS TEAM WedsSport BANDOHの19号車レクサスRC Fもピットイン〜アウトを繰り返しながら周回を重ねた。
途中、開始1時間半を過ぎたあたりでMOTUL AUTECH GT-Rが100Rでストップ。その車両回収のために赤旗が提示されたほかは、大きなアクシデントはなし。この時点ではDENSO KOBELCO RC Fがトップにつけていたが、再開後カルソニックIMPUL GT-Rがタイムアップ。そのままトップで午前のセッションを終えた。
首位カルソニック、そして2番手DENSO KOBELCO、3番手PETRONAS TOM'S RC Fが1分30秒台というタイムをマーク。ニッサン勢、レクサス勢は290km/h台の最高速をマークしており、カルソニックは最高速300.334km/h(!)をマークしている。この富士テストでも上位はニッサン、レクサスが占める形となり、ホンダ勢の最上位はウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GTの8番手となった。
GT300クラスは、終盤にタイムアップしたSTP TAISAN GT-Rがトップタイムをマーク。このテストがシェイクダウンとなった14年仕様BMW Z4 GT3の2台も快調に周回を重ね、グッドスマイル 初音ミクBMWが3番手に。7号車Studie BWM Z4が5番手につけている。また、このテストではMUGEN CR-Z GTに道上龍も乗り込み、周回を重ねている。