GTアソシエイションは5日、3月15日〜16日に岡山国際サーキットで行われるスーパーGT公式テストのエントリーリストを発表した。GT500クラスは15台、GT300クラスは24台が参加する。

 岡山で開催される第1戦に向け、例年非常に重要なテストとなる岡山公式テスト。GT500クラス、GT300クラスのほぼ全車が参加することから注目度も高く、また、GT300クラスに初めて参加するドライバーにとっては、義務づけられているルーキーテストを受けるチャンスとなる。

 そんな岡山公式テストに参加するのは全39台。28日に発表された年間エントリーからはGT300クラスのDIJON Racingの13号車が外れている。GT500クラスは、すでに発表されている15台が参加するが、注目は36号車PETRONAS TOM'S RC F。第3ドライバーとして、昨年からスーパーフォーミュラに参戦している平川亮が登録されている。

 平川はすでにセパンでGT500クラスのレクサスRC Fはテスト済み。今季はGT500クラスにも参戦するのではないかと言われていたが、レギュラーシートにその名はなかった。今季はWEC世界耐久選手権とスーパーGTが重なっているレースが多く、中嶋一貴の代打を務めることがあるのかどうか等、注目のテスト参加と言える。

 GT300クラスは、先述の13号車をのぞき年間エントリー同様の顔ぶれが揃ったが、注目のドライバー登録や、第3ドライバー登録も多く見られる。5号車マッハGoGoGo車検GT-Rには、玉中哲二のパートナーとして山下潤一郎の名が記されたほか、年間エントリーではTBNだったJLOCのドライバーに山西康司、細川慎弥、そして織戸学、青木孝行の名が記された。

 また、第3ドライバーも7台が登録した。マッハGoGoGo車検GT-Rは、鶴田和弥と平峰一貴というふたりをエントリー。鶴田はスーパー耐久で多くの実績を残しており、昨年すでにルーキーテストはパス済み。平峰は全日本F3で戦った実績をもつ若手だ。

 PACIFIC NACポルシェwith DRには、第1ドライバーとして昨年RUNUPのGT-Rをドライブしていた白坂卓也が、第3ドライバーとしてポルシェカレラカップ・ジャパンで多くの実績をもつ飯田大陽がエントリー。DIJON Racingは第2ドライバーに田中勝輝を、第3ドライバーに井上恵一をエントリー。また、15日にはDIJON Racingの“育成ドライバー”として今季スーパーFJを戦う富田竜一郎を登録した。

 また、Arnage Racingは既報のとおり全日本F3を戦うナニン・インドラ-パユーングをエントリー。新チームLM corsaには、昨年吉本大樹とともにOTGモータースポーツからスーパー耐久ST3クラスのチャンピオンを獲得した佐藤晋也がエントリーしている。

 既報のとおり、360号車OKINAWA IMP.RUN UP GT-Rには、第3ドライバーに藤田竜樹がエントリー。興味深いのはJLOCの86号車で、南アフリカ人ドライバーのエイドリアン・ザウグが名を連ねた。ザウグはA1グランプリやGP2に参戦した実績をもつ。スーパーGTでどんな走りをみせるのか楽しみなところだ。

 この公式テストは、岡山国際サーキットのファン感謝デーも兼ねており、ピットウォークやサーキットサファリ等のイベントも開催される。今季のスーパーGTをうらなうテストを、ぜひ現地で楽しんでいただきたいところだ。

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