スーパーGT第5戦鈴鹿は20日、公式練習で開幕し、1時間45分のセッションではコースアウトなどが多数発生したが、ZENT CERUMO SC430がベストタイムをマーク。ミシュランタイヤ装着車が続いた。GT300クラスはサンダーアジアMT900Mがベストタイムとなった。

 予選日から多くのファンが詰めかけた鈴鹿サーキット。午前9時55分からスタートした公式練習では、コースオープンと同時に多くのマシンがコースへ。長いセッションがスタートした。しかし、開始から15分が近づこうかというところで、200R付近で#86JLOCランボルギーニRG-3と#88 JLOCランボルギーニRG-3が相次いでトラブルが発生したかストップ。この回収のために赤旗が提示された。

 赤旗は10分少々で再開され、その後はマッハGOGOGO車検RD320RやWedsSport ADVAN SC430、D'STATION KeePer SC430などのコースオフなどもあったもののそのままセッションは進行。各陣営予選、決勝に向けてセットアップの変更などを進めつつ推移した。

 その後もウイダーHSV-010など、コースアウトが多かった練習走行だったが、結局赤旗は序盤の1回のみ。終盤もタイムアップを果たすマシンは少なく、序盤にマークされたZENT CERUMO SC430の1分55秒423というのがこのセッションのベストタイムとなった。

 2番手には前戦SUGOのウイナーであるS Road MOLA GT-Rが入り、3番手にはDENSO SARD SC430とミシュランタイヤ装着車が続くことに。4番手はウイダーHSV-010、5番手にはD'STATION KeePer SC430となった。

 GT300クラスは、序盤から快調な走りをみせたサンダーアジアMT900Mがこのセッションのトップに。吉田広樹、横溝直輝が乗った後、復帰となるメルビン・チューがかなり長い時間を走行した。2番手にはR&D SPORT LEGACY B4。3番手に初音ミク グッドスマイル BMWという結果となった。なお、このセッションではGT300クラスを中心に駆動系のトラブルが多く出ていた。

 この後鈴鹿サーキットではピットウォークが行われた後、12時55分から公式予選1回目、ノックアウト予選Q1が行われる。

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