22日、東京・お台場メガウェブで、片山右京さんの率いるTeam UKYOの2014年度体制発表会が行われ、スーパーGTをはじめとしたモータースポーツ活動をはじめ、サイクリングチームの活動体制などが発表された。
2001年の活動開始以来、モータースポーツやロードレースなど、幅広い分野で活動しているTeam UKYO。14年目となる今年も、スポーツや若い世代へのサポートなど、様々な活動を展開する。
スーパーGT300クラスでは、すでに発表されている通り、長年エントラントを務めてきたスタディが新たな体制を敷くことに伴って、今季は新たにGSR & TeamUKYOとして参戦。昨年までスポーティングディレクターを務めていた右京さんは新たに監督に就任した。
発表会には、GSR安藝貴範エントラント代表とドライバーを務める片岡龍也も登場。谷口信輝は、「ハワイに行っている」(片岡)ということで欠席となったが、安藝代表と片岡が王座奪還に向けた今季の意気込みを語った。
またTeam UKYOは今季、新たにTRDラリーチャレンジに参戦。『右京♥メガウェブ♥ネッツ東京86』として、ドライバーに小山晶子、コ・ドライバーに町田亜矢を据えてトヨタ86を投入する。監督は右京さんが務めるほか、スーパーバイザーには寺田晶弘が就任している。
また、発表会終了後には、メガウェブ屋外のライドワンで今季のカラーリングが施されたGSR初音ミクBMWによるデモランも実施。片岡がステアリングを握り、ファンの前でその走りを披露した。
発表会ではほかにも、3年目のシーズンを迎えることになるロードレースチームの体制も発表。右京さんが監督を務め、テクニカルアドバイザーも引き続き今中大介さんに。狩野智也さんをキャプテンとしたライダー10名で、全日本選手権ツアー2連覇を目指すほか、ヨーロッパへの遠征も予定しているという。
また、世界へと挑戦する若い選手へのサポート活動も行っているTeam UKYOは、プロサーファーとして活躍している北沢麗奈さんを昨年に引き続きサポート。そのほか、右京さんが様々な挑戦を続ける中で感じたスピリットを子どもたちに伝えていきたいという思いのもと09年に開校したTeam UKYOチャレンジスクールの説明なども行われた。
発表会の最後には、右京さん自身のチャレンジとして、4月からのエベレスト挑戦を明らかに。スーパーGTの開幕戦となる岡山戦終了後からエベレストへと向かう。右京さんによると、帰国は「(第3戦)オートポリスには間に合わないかもしれない」ということだ。