F1参戦のための資金を確保できずにいるとウワサされているUSF1が、FIAに対し、F1デビューを2011年に延期することを許可するよう求めていると報じられている。
USF1とステファンGPの合併話もあったというが、USF1はそれを拒否し、参戦を1年遅らせたい考えだと言われている。USF1は当初、開幕から4戦の欠場許可をFIAに求めていた。
SPEED TVによると、USF1のチームプリンシパルであるケン・アンダーソンと同チームの主要株主でありYouTubeの共同創設者であるチャド・ハーレーは、“7桁の保証金”を支払うことで2011年の参戦意志を証明したいと、FIAに申し出たという。ただし、これをFIAがどう受け取ったかは明らかになっていない。
FIAのレースディレクターでありテクニカルチーフのチャーリー・ホワイティングは、先週、シャーロットにあるUSF1のファクトリーを視察のために訪れた。彼の報告書がチーム存続において大きなカギとなるものと見られている。
BBCは、USF1は1台目のマシンの準備作業が2カ月も遅れている状態であると報じている。チームは従業員への賃金の支払いができず、レースチームにはチームマネージャーひとりとメカニックひとりしかいないとも言われている。