新チームUSF1のオーナー、ピーター・ウインザーは、2010年のF1デビューを目指す同チームにとって、ベテラン、ルーベンス・バリチェロは“非常に有益な”財産になるだろうと示唆した。一方、バリチェロのチームメイトだったジェンソン・バトンに関しては難しいだろうと語っている。

 ウインザーはUSF1にふたりのアメリカ人ドライバーを起用することが望ましいと語っていたが、一方で、ひとりはアメリカ人ドライバー、もうひとりは経験豊富なF1ドライバーというラインナップにすることも検討しているという。そして、チームの前進を助けるであろうベテランドライバーの候補として、F1史上最多出場数を誇るバリチェロも考えていると、ウインザーは述べた。
「一年目には経験豊かなF1ドライバーをひとり乗せようという議論は確かにある」というウインザーの発言がオート・レボリューションに掲載されている。
「我々はできるだけ早くすべての情報を集める必要があるだろう。テスト日数が削減されている時代だけになおさらね。間違いなくそういう議論はあるよ。その場合はもう一台には若手アメリカ人を乗せることになるだろう」
「ルーベンス・バリチェロについてだが、彼はいいだろうと思う。ホンダで低迷の時期を経験しているから、我々のチームにとってそれは非常に有益なベースラインになるだろう。彼は経験あるドライバーの役割を果たす可能性のある候補の中でも特異な存在だ」

 一方でウインザーは、バトンを積極的に求めるような発言はしていない。バトンは結果の出ないチームにすべてを注ぎ込むことは望まないだろうと考えているからだ。
「新しいチームにジェンソン・バトンを迎えることは考えられない。せいぜい予選14位(それでも我々にとってはいい結果だろうが)、うまくいって決勝10位だと分かっていて彼が100パーセントの力で走るとは考えにくい。ジェンソンはもっと上を望んでいるだろう。そういう人間と共に働くのはとても難しいだろうね」

 バトンは間もなく発表される見込みの元ホンダF1チームのシートにつく予定で、そのチームメイト候補としてはブルーノ・セナも挙げられているが、バリチェロの方が可能性が高いと見られている。

本日のレースクイーン

平野由佳ひらのゆか
2025年 / スーパーGT
Pacific Fairies
  • auto sport ch by autosport web

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

  • auto sport

    auto sport 2025年6月号 No.1608

    [特集]レッドブル 角田裕毅
    5つの進化論

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円