WEC世界耐久選手権第7戦富士スピードウェイのフリープラクティス1〜2の間に、今回の富士戦に参戦する日本人ドライバーが集まり、プレスカンファレンスが行われた。

 今回のプレスカンファレンスはFIA/WECが主催したもので、中嶋一貴(トヨタ・レーシング)、佐藤琢磨(OAKレーシング)、中野信治(ADRデルタ)。井原慶子(ガルフレーシング・ミドルイースト)、小林賢二(JWA-アヴィラ)が出席した。また、今回からHPD-ホンダエンジンを搭載しLMP1クラスに復帰したOAKレーシングのドライバー兼代表ジャック・ニコレ、HPDのスティーブ・エリクソンも出席した。

 すでにフリープラクティス1が終了し、トップタイムをマークした7号車トヨタの一貴は、シルバーストン以来のWEC参戦。フォーミュラ・ニッポン、スーパーGT参戦のためWECに出場していなかった一貴は、「その分気持ちも入っています」と気合が入る。

 また、急遽WEC参戦となった琢磨も水曜テストとFP1で手応えを感じたという。また、外国人プレスからル・マン24時間参戦の可能性を問われた琢磨は、「今はインディカーが自分にとってメインですし、インディ500との日程も重なっているのでしばらく出場はできませんが、ル・マンは出場してみたいレースのひとつです」と将来のル・マン参戦への期待を語ってくれた。

 一方、LMP2クラスのチャンピオンシップを争うADRデルタからの参戦となった中野も、FP1からチームは好調。今季フル参戦しながらも、苦しいシーズンとなっている井原とともに「新しい富士を走るのは初めて」としながら、フィーリングに手応えを感じている様子だ。

 急遽LM-GTEアマクラスに参戦が決まった小林は、「レースをやっていれば、やはりル・マン24時間というのは憧れ。今回はそのル・マン参戦に繋げるためにWECに参戦しました」と言う。

 このプレスカンファレンスはWECが主催ということもあり、会見は英語がメインで、日本語の翻訳が入るという形で行われたが、海外経験の長い一貴、琢磨、中野、井原はいずれも流暢な英語で受け答え。世界に挑んできた実績を感じさせてくれた、

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