WEC世界耐久選手権第7戦富士は12日、フリープラクティス1で幕を開け、7号車トヨタTS030ハイブリッドがFP1のトップタイムをマーク。1号車アウディR18 e-トロン・クワトロ、2号車アウディと続いた。

 水曜日に行われたテスト走行に続き、いよいよWEC第7戦富士の公式セッションが幕を開けた。やや雲が多いコンディションの中、午前11時にスタートしたセッションでは、コースオープンとともにWECマシンが続々とコースイン。ドライバーズタイトルを争うアウディR18 e-トロン・クワトロ勢は序盤、2台がタンデム走行で周回を重ねていった。

 一方、一度イン・アウトを行いゆっくりと周回を重ね始めたトヨタTS030ハイブリッドは、1分29秒台前半のタイムに入れると、終盤は富士を熟知する中嶋一貴のドライブで連続周回。ただ1台1分28秒台に入れ、FP1のトップタイムをマークした。

 アウディ勢は、ディーゼルハイブリッドの静かな排気音を残しながら周回を重ね、1号車が1分29秒228で2番手。2号車が3番手に続いた。LMP1クラスのガソリンエンジン勢はストラッカ・レーシングの21号車HPD ARX-03a・ホンダが4番手。レベリオン・レーシングの12号車ローラB12/60・トヨタが5番手につけた。

 佐藤琢磨がコースオープンと同時にステアリングを握り、積極的に周回を重ねたOAKレーシングの15号車OAKペスカローロ・HPDホンダは1分31秒732で7番手。充分他のガソリンエンジン勢と競り合えるタイムをマークした。

 LMP2クラスのトップは26号車シグナテック・ニッサンのオレカ・ニッサン。中野信治が乗り込むADRデルタの25号車オレカ・ニッサンが2番手につけた。井原慶子が乗り込むガルフレーシング・ミドルイーストのローラB12/80・ニッサンはクラス7番手だった。

 LM-GTEプロクラスは、フェルバーマイヤー・プロトンの77号車ポルシェ911 GT3 RSRがフェラーリ勢を抑えトップタイムをマークした。小林賢二が乗り込むJWA-アヴィラのポルシェは総合26番手となっている。

 この日は平日ながら、WECマシンの走行シーンを見ようと多くのファンが富士スピードウェイに訪れ、初のセッションを見守った。アウディの排気音やLMP1カーのストレートスピードなど、新鮮な表情でひさびさのスポーツカー耐久レースの走りを観戦した。

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