2012年WRC第13戦スペインは11月8日(木)〜11日(日)までの4デイイベント。SWRC、PWRC、WRCアカデミーと、すべてのカテゴリーの最終戦となる。
2011年は、1デイのうちにグラベル仕様からターマック仕様へとマシンセッティングを切り替える試みを行なった、シリーズ唯一のミックスイベントだった。今季から始まった予選セッションは、グラベルラリーと同様に木曜日に行ない、翌日からのスタート順を決定する。
サービスパークはポートアベンチュラに置かれ、デイ1はグラベル3本、ミックス4本と、グラベル主体のコース設定。デイ2とデイ3はともに6本ずつのターマックSSが用意されている。20kmを越えるSSがデイ3まで残されており、僅差の戦いともなれば最終日まで勝負がもつれ込む可能性も高い。パワーステージは最終SSのひとつ前、SS17の26.51kmだ。
日本との時差は日本が8時間先行。日本時間の午後3〜4時頃からラリーはスタートし、深夜にデイが終わる。最終日にもロングSSが残されているため、ポディウムフィニッシュは11日の23時を過ぎる予定だ。
エントリーリストには、シトロエン、フォードのワークス勢のほか、WRCチームMINIポルトガルからクリス・アトキンソンとパウロ・ノブレが、プロドライブWRCチームからダニ・ソルドとヤルコ・ニカラがそれぞれMINI JCW WRCで名を連ねる。来季より本格参戦が始まるフォルクスワーゲンからは、セバスチャン・オジエとIRCチャンピオンを獲得したアンドレアス・ミケルセンがシュコダ・ファビアS2000での最後のラリーに挑む。
併催イベントはSWRC、PWRC、WRCアカデミー。SWRCはクレイグ・ブリーン、パー-ガンナー・アンダーソンが2ポイント差にひしめいており、上位が崩れればヤジード・アル-ラジにも逆転のチャンスが残されている。
PWRCも首位で84ポイントのベニートゲラが、2位ミカル・コシューツコを11ポイント差で引き離しているものの、2〜5位までが3ポイント差以内、さらに6位のスバン・アクサも62ポイントで、チャンピオンの可能性がわずかに残されている。今季のPWRCは上位陣がトラブルに見舞われて脱落するケースも多く、ゲラが2勝を挙げているがそれ以外はすべて勝者が異なる展開。最後まで目が離せない。
前戦イタリアでエルフィン・エバンスがチャンピオンを決めたWRCアカデミーには8台が参戦。若手育成カテゴリーとして2年間行なわれてきたが、今回が最後のラリー。土曜日のSS12までの2デイでフィニッシュとなる。
