WRC第6戦ラリー・イタリア/サルディニアのデイ3が5月24日(日)に行われ、デイ2首位のヤリ-マティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC)が優勝した。2位はミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRS WRC)、3位はペター・ソルベルグ(シトロエン・クサラWRC)でポディウムの風景は普段と大きく異なるものになった。

 ラトバラとヒルボネン、チームメイト同士による優勝決定戦はラトバラに軍配が上がった。先頭スタートのラトバラはオープニングステージ、ルーズグラベルがのる路面に手を焼きながらも安定した走りでベストタイムをマーク。その後方ではヒルボネンをはじめとする多くの選手が、先行車の巻き上げたダストに視界を奪われスローダウンを余儀なくされていた。
 オープニングと2本目のステージで2位ヒルボネンに十分すぎるほどのリードを築いたラトバラは、チームからチームオーダーが出されなかったこともありそのまま最後まで首位をキープ。2008年のスウェーデン以来となるWRC2勝目を決めた。2位ヒルボネンは「ラトバラは速かったし勝つべくして勝った」と、同郷の若きチームメイトを祝福。フォードにとっては今季初勝利が1-2フィニッシュとなり、チームは大きな喜びに包まれた。

 3位にはSS15でソルベルグを抜かしたローブが入ったが、フィニッシュ後にローブは2分間のペナルティを課せられ4位に後退する。デイ2でパンクを喫しコース上でタイヤ交換を行った際、マシンがまだ停止していないにも関わらずコ・ドライバーがシートベルトを外したことが発覚したのだ。結果、ローブは優勝だけでなくポディウムまでも逃すことになり、シトロエン勢最速は旧型マシンに乗るソルベルグという結果になった。

 以下、5位はこれがベストリザルトとなるエフゲニー・ノビコフ(シトロエンC4WRC)、6位はマシュー・ウイルソン(フォード・フォーカスRS WRC)という結果になっている。

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