WRC第12戦ラリースペインは全行程を終了。フォルクスワーゲンのセバスチャン・オジエが今シーズン8勝目を挙げ、フォルクスワーゲン・モータースポーツのマニュファクチャラーズタイトルを決定した。

ターマックで争われた1-2日目と異なり、グラベル路面を主体とするステージで最終日の競技は行なわれた。この日は3本のSSを2回ループする構成となっており、SS12/15の一部にはターマックセクションが含まれている。

オープニングとなったSS10、グラベルステージで有利なはずの2番手スタートとなったシトロエンのダニ・ソルドだが、舞い上がるダストに視界を阻まれてラトバラを追い切ることができない。その背後にはセバスチャン・オジエ(フォルクスワーゲン)がすさまじい勢いで迫っていた。オジエはホイールを破損しながらもSS2番手タイムを記録、続くSS11でも2番手タイム。さらに、この日最長となる35.68kmのSS12では2番手を10秒以上引き離す一番時計でソルドの後方2.9秒の3番手で午前中のループを終えた。

午後のステージでもオジエの勢いは止まらない。SS13ではあっさりとソルドをかわし、ラトバラの10秒後方まで浮上してきた。そしてSS14、なんとソルドがストップ。サスペンションを破損してしまい、地元ラリーをまさかのリタイアという結果で終えることとなった。また、先にスタートしていたラトバラは、フィニッシュ地点でエンジンルームから出火、フィニッシュするもトップタイムのオジエに逆転され、1.5秒差の2位にドロップしてしまう。ラトバラはなんとかことなきを得て最終SSに出走するもオジエを止めることはできず、最終的には32.9秒差の2位となった。

オジエとラトバラの1-2フィニッシュでフォルクスワーゲン・モータースポーツはマニュファクチャラーズタイトルを獲得。参戦初年度にしてダブルタイトルの栄冠を手にすることとなった。
「ダストで視界の良くない部分も合ったが、ペースノートを信じてプッシュした。素晴らしいマシンを与えてくれたチームの皆には感謝している」とオジエ。

WRC2はシトロエンのロバート・クビカが素晴らしい走りを見せ優勝、チャンピオンに輝いた。クビカは次戦GBでシトロエンDS3 WRCをドライブすることが決まっており、どのような走りを見せるのか期待したいところだ。

【SS15後暫定総合順位】
1:S.オジエ(フォルクスワーゲン) 3:33:21.2
2:J.ラトバラ(フォルクスワーゲン) +32.9
3:M.ヒルボネン(シトロエン) +1:13.7
4:T.ヌービル(フォード) +1:33.9
5:E.ノビコフ(フォード) +2:01.0
6:M.オストベルグ(フォード) +2:26.0

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