WTCC世界ツーリングカー選手権は28日、スロバキアリンクで決勝レース1、レース2が行われ、レース1でガブリエル・タルキーニが優勝。ホンダ・シビックWTCCのワークス参戦後初優勝を飾った。また、ホンダはこのレースで表彰台も独占している。

 前日の予選ではタルキーニがポールを獲得、チームメイトのティアゴ・モンテイロが2番手につけ、さらにゼンゴ・モータースポーツのシビックを駆るノルベルト・ミケリスが3番手に入りトップ3を独占したホンダ勢。迎えた決勝レース1でも、タルキーニは1コーナーを制すると、リードを築いていった。

 2番手争いはモンテイロの背後にミケリス、そしてイバン・ミューラー(シボレー・クルーズ)がつけるが、バトルはモンテイロとミケリスの争いに。終盤まで2台は接戦を続けたが、モンテイロが2位をキープしてみせた。

 一方、トップのタルキーニは首位をキープしたままポール・トゥ・ウイン。ホンダワークスによるシビックWTCC参戦開始後初の優勝を飾り、2位にモンテイロ、3位にミケリスが続き、ホンダ・シビックWTCCが表彰台を独占する快挙を達成した。ホンダ車のWTCC優勝は、2008年にジェームス・トンプソンがアコードで優勝を飾って以来。

 続くレース2は、リバースグリッドのポールポジションからスタートしたトム・コロネルがFRの利を活かしトップで1コーナーを制すと、そのまま熾烈な争いが展開された2番手以降をリードしていく。

 その2番手争いは、マラケシュ戦のウイナーであるペペ・オリオラ(セアト・レオンWTCC)に、ディフェンディングチャンピオンのロバート・ハフ(セアト・レオンWTCC)、ミューラー、そしてタルキーニが襲いかかっていく。

 バトルはまずハフがオリオラをかわすと、ミューラー、タルキーニが続き、今度はハフにふたりがバトルを仕掛けることに。ハフは2番手を守りきれず、ミューラーが2番手に浮上、タルキーニが3番手に続くが、ハフはモンテイロからのアタックをしのぎ4位でチェッカーを受けた。優勝は独走となったコロネルで、BMW320TCに今季初優勝をプレゼントしている。

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