WTCC世界ツーリングカー選手権第10ラウンドが29日、岡山国際サーキットで開幕。金曜30分のフリー走行はロバート・ハフ(シボレー・クルーズ)がトップタイムをマーク。イバン・ミューラー(シボレー・クルーズ)が続いた。
曇り空の下迎えたWTCC岡山ラウンド。日曜はドライの可能性が強くなってきたため、土曜の天候を考えると貴重な走行セッションとなるフリー走行。いちばんピット出口よりに陣取ったシボレー勢を先頭に、続々とマシンがコースイン。日本人ドライバー4人もコースに入っていった。
ワークス陣営は序盤からハイペースで走行するも、セッション中盤には王者ガブリエレ・タルキーニ(セアト・レオンTDI)の左フロントタイヤがパンク。スロー走行を強いられている。それ以外には大きなコース上でのアクシデントは無かった。
このセッションでトップタイムを奪ったのは、好調シボレー勢のハフ。次いでミューラーが続き、シボレー勢がワン・ツー。アンディ・プリオール(BMW320si)が3番手、アラン・メニュ(シボレー・クルーズ)、アウグスト・ファルファス(BMW320si)と続き、セアト勢の最上位としてティアゴ・モンテイロが6番手となった。
日本初上陸となるロバート・ダールグレン駆るボルボC30は、他のマシンとは一線を画す高いサウンドのエキゾーストノートを響かせ走行。9番手に食い込んでいる。インディペンデントクラスの最上位はダリル・オユン(シボレー・ラセッティ)だった。
日本勢では、谷口信輝(BMW320si)がクラッチのトラブルが発生したせいで5周しかできず24番手。初挑戦となる柳田真孝(BMW320si)は22番手だった。2回目のWTCC岡山戦となる谷口行規(シボレー・ラセッティ)が15番手。伊藤善博(BMW320si)は27番手だった。
