WTCC世界ツーリングカー選手権岡山ラウンドでレース1、レース2とも優勝を飾ったBMW勢。ランキング3位で岡山に乗り込んだアウグスト・ファルファスはレース2での勝利を「プラン通りにうまくいったね。マカオではタイトルを争うことができる」と喜んだ。
レース1では、ポールポジションのガブリエル・タルキーニがコースオフし、その後トップをアンディ・プリオールがキープ。終盤はヨルグ・ミューラーとの激しいバトルになったが、プリオールが首位を守り優勝を飾った。
「レース1は本当にタフだった。2コーナーには川ができていて、トラックはマシンをコントロールできる状況からはほど遠かったからね」とレースを振り返るプリオール。
「(ガブリエル)タルキーニがスタート直後にコースオフしたときは、僕もグラベルに飛び出したけど、うまく戻れたんだ。終盤はヨルグ・ミューラーがずっと僕の後ろにいて、ミラーに映り続けていた。あと1周あったら抜かれていたと思うよ。バトルは楽しかったけどね。レース2でも表彰台に登れたのも嬉しかった。僕らはコンペティティブな状態でシーズンを終えることができると思う」
一方、レース1では終盤に接触があったものの、レース2でポールポジションを獲得したアウグスト・ファルファスは、スタートから一度もトップを譲らずにフィニッシュした。
「僕たちはドライコンディションでは本当に強力だった。でも、雨が降ってちょっと面倒なことになったから、今回の勝利は本当に嬉しいよ」とファルファス。
「BMWがマニュファクチャラーズポイントで上位に迫ることができたし、マカオではタイトルを争うことができる。レース1では2コーナーでミスをしてしまったけど、レース2はプラン通りにいったけど、コンディションは本当に難しかった」とレースを振り返った。
この岡山戦の結果、BMWはマニュファクチャラーズランキングでトップのセアトに3ポイント差に迫り、ファルファスもセアト勢のふたりとの差を詰めることに成功している。
