FIA世界ツーリングカー選手権の開幕戦マラケシュで、予選2番手につけたイバン・ミューラー(シトロエンCエリーゼWTCC)が降格になったことが分かった。
ミューラーは、シングルラップアタックの予選Q3で10コーナーのシケインをカットしてしまい、これがコース外の走行とみなされ、Q3のタイムを抹消された。
その結果、予選3番手のセバスチャン・ローブと同4番手のトム・チルトンがそれぞれポジションをアップ。ミューラーは、ピットレーンのレッドシグナル無視で黒旗を提示されたドゥサン・ボルコビッチの前、4番グリッドに並ぶこととなった。
また、予選を欠場したホンダのガブリエル・タルキーニは、決勝レースも出走しないことを決めた。
2回目のフリー走行でジャンニ・モルビデッリ(シボレーRMLクルーズ)の追突を受けたタルキーニのシビックWTCCは修復不可能と判断され、連戦となる次のポールリカールまでにチームが急遽新車を用意することに。タルキーニはひとまずテストカーで第2戦に臨むという。