FIA世界ツーリングカー選手権第8戦の決勝が3日、アルゼンチンのアウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンドで行われ、ホセ-マリア・ロペス(シトロエンCエリーゼWTCC)が地元ファンの声援を受け、見事2連勝を飾った。

 ドライバーズ選手権首位のロペスがポールスタートのレース1に続き、リバースグリッドのレース2でも逆転勝利を果たし、母国イベントで今シーズンのタイトル獲得に大きく前進した。

 レース1は好スタートを決めたロペスが序盤から安定したペースで後続のライバルをリード。一方、フロントロウに並んだランキング2位のイバン・ミューラー(シトロエンCエリーゼWTCC)と同3位のセバスチャン・ローブ(シトロエンCエリーゼWTCC)は、1コーナーで4番手スタートのノルベルト・ミケリスに先行を許すとティアゴ・モンテイロにも一旦ポジションを奪われ、トップのチームメイトから出遅れてしまった。

 先頭を走るロペスは3周目にファステストラップを刻んで早くもセーフティリードを築くと、その後も危なげない走りでトップをキープ。中盤以降も最大3秒のマージンを築いたロペスは地元ファンの声援をバックに最後まで完璧な走りを繰り広げ、ポール・トゥ・ウインで今シーズン6勝目を挙げた。
 2位は最後までミューラーを抑えきったホンダのミケリスが第4戦スロバキア以来の表彰台を手にした。

 続くリバースグリッドのレース2では、2番グリッドのロバート・ハフ(ラーダ・グランタ)が1コーナーでトップに浮上し、3番手スタートのメディ・ベナーニ(ホンダ・シビックWTCC)と2台のワークスシビックが続く展開となった。
 しかしオープニングラップで7番手までポジションを挙げたロペスがその後も順調にポジションを上げ、5周目には2番手争いから脱落したベナーニを抜いて4番手に浮上する。

 勢いに乗るロペスは続く6周目に2台のホンダを抜き去ると、9周目のバックストレートでついにラーダのハフをオーバーテイク。トップ浮上を果たしたロペスはそのままポジションを守ってトップでフィニッシュ。選手権ポイントを310まで延ばし、2位のミューラーに60ポイントのリードを築いた。

 中盤までレースをリードしたハフは2位でチェッカーを受け、ラーダに今シーズン初の表彰台をもたらした。3位は残り2周でガブリエル・タルキーニ(ホンダ・シビックWTCC)を攻略したミューラーが手にしている。

■FIA WTCC – Argentina Report – Lopez triumphs on home soil

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