WTCC世界ツーリングカー選手権は9日、ロシア/モスクワで第11・12戦の決勝レースが行われ、レース1はイバン・ミューラー(シボレー・クルーズ)が、レース2はミカエル・ニキェール(シボレー・クルーズ)が優勝を飾った。
予選では今季すでに3勝を挙げ、ランキング首位をひた走るイバン・ミューラーがポールポジションを獲得。2番手にはトム・コロネル(BMW320TC)がつけ、迎えたレース1スタートでも、2台が激しく競り合いながら1コーナーに向かった。
しかし、その後方ではキャリアベストの9番手スタートだったチャールズ・カキン(BMW320TC)がスピン。フレディ・バース(BMW320TC)、ステファノ・ダステらとクラッシュしてしまい、この回収のためにセーフティカーランが導入される。
ただ、その直後クラッシュ処理のためのレスキューカーがダメージを負ってしまい、SCはレッドフラッグに変更。長い中断を挟むことになった。レース再開後も、ターン1は常にイエローが出る状態になってしまい、オーバーテイク不能になってしまった。
このターン1のイエローが、ミューラーの逃げ切りを助けることに。ミューラーはこれで今季4勝目をマーク。コロネルが2位、ホンダ勢最上位となったノルベルト・ミケリスが3位となった。昨年王者のロバート・ハフ(セアト・レオンWTCC)が4位、地元ロシアのラーダ・グランタスポーツを駆るジェームス・トンプソンが5位に食い込む活躍をみせた。
続くレース2では、2番手からスタートしたニキェール、ポールスタートのメヘディ・ベナーニ(BMW320TC)のうち、FRの優位を活かしベナーニがレースをリード。しかしニキェールが少しずつ差を縮めていく。
その後方では、ハフ、ミューラー、ガブリエル・タルキーニ(ホンダ・シビックWTCC)、トンプソンというWTCCを代表する名手たちによる争いが展開されるが、ターン1に差しかかるところでコロネルとトンプソンがクラッシュ。姿を消してしまう。
直後の7周目、ニキェールがベナーニをかわしトップに浮上。リードを広げていくが、ベナーニの後方にはバトルを抜けだしたミューラーとハフが。ベナーニはミューラーに先行を許したものの、ハフと熾烈なバトルを展開。しかしスピンを喫してしまう。
トップのニキェールの背後にはミューラーが迫ったが、チェッカーまでなんとか首位を守りきり優勝。2位はミューラー、3位はハフという結果となった。ホンダ勢ではミケリスが5位、タルキーニが7位でチェッカーを受けている。
