WTCC世界ツーリングカー選手権日本ラウンドは決勝レース2が行われ、フロントロウからスタートしたトム・コロネル(BMW320TC)がシボレー勢の猛攻を抑えきり、今季初優勝を飾った。

 波乱の展開となったレース1終了直後、突如鈴鹿サーキット上空に黒い雲が立ちこめ、突然サーッと雨が降ったり突然止んだりと、ほんのわずかにウエットタイヤは必要ない程度に路面が濡れるようなコンディションでレース2のフォーメーションラップが切られた。虹がかかる中迎えたスタートでは、ポールシッターのダリル・オーヤン(シボレー・クルーズ)が遅れ、2番手スタートのコロネルが好スタート。一方、イバン・ミューラー、ロバート・ハフとシボレー勢が続く集団の中で、挟まれる形でオーヤンは姿勢を乱しコースオフしてしまった。

 レースをリードするコロネルの後方では、ミューラー、ハフ、そしてレース1のクラッシュからマシンを修復してきたロバート・ダールグレンのボルボC30、そしてレース1のウイナー、アラン・メニュ(シボレー・クルーズ)が続く展開に。

 先頭のコロネルには少しずつシボレー勢が近づきはじめ、5周目にはテール・トゥ・ノーズの状態に。しかし名手コロネルはそう簡単にはミューラーの攻撃を許さず、トップ集団はダンゴ状態に。4番手ダールグレンも3番手ハフのインをうかがう。また、その後方では7番手ミカエル・ニケアー(サンレッドSRレオン)と8番手コリン・ターキントン、さらにハビエル・ビラ、ノルベルト・ミケリスらを含むBMW320TC勢によるバトルが展開された。

 中盤、BMW1台、シボレー3台、ボルボ1台という先頭争いは接近したまま膠着状態に。しかし15周目にレース1のクラッシュが影響したか、ダールグレンのボルボが脱落。集団から置いて行かれてしまう。これで先頭のコロネルのBMWに、シボレー3台が襲いかかる展開となった。

 しかし、2番手ミューラーがなかなかコロネル攻略を果たせないことから、一時集団から置いて行かれることとなったダールグレンが再び4番手メニュに接近。21周目の2コーナーでインを差すも、メニュもポジションを堅守。WTCCらしい軽い接触ありのバトルが展開された。

 日本で長年の経験を持つコロネルは、シボレー勢3台の猛攻をチェッカーまで防ぎきり見事今季初勝利! マシンのルーフからスタッフのもとにダイブし喜びをあらわにした。2位はミューラー、3位はハフ。4位にメニュ、5位にダールグレンという結果となった。優勝を飾ったコロネルは、“必勝”のハチマキを巻き、「チームが素晴らしい仕事をしてくれた。第二の故郷である日本で勝てて本当に嬉しいよ!」と喜んだ。

 日本勢は、序盤から後方で4台が集団になって走行。その中で谷口行規(シボレー・クルーズ)が14位、新井敏弘(シボレー・クルーズ)が15位、加納政樹(BMW320TC)が16位、吉本大樹(サンレッドSRレオン)が17位という結果となった。

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