オーストリア出身の元F1ドライバー、ニキ・ラウダとアレックス・ブルツは共に、レッドブル・レーシング勢が圧倒的な優位に立ったイギリスGPは、今季F1の勢力図が変化するターニングポイントになるかもしれないと述べている。

 今季はジェンソン・バトンとブラウンGPが独走、開幕から7戦で6勝を勝ち取った。しかし、イギリスGPではセバスチャン・ベッテルが今季2勝目、マーク・ウエーバーが2位に続いて、レッドブルが1-2を形成、ベッテルはポイントスタンディングで、2位のルーベンス・バリチェロの2点差まで迫る結果となった。
 バリチェロ3位、バトン6位という今回の結果を、ロス・ブラウンは一時的な不調としており、シルバーストンの高速の性格がRB5に有利に働き、気温の低さがBGP 001にとって不利だっただけであると主張している。

 しかしRB5は空力面で大きな前進を果たしており、もしかすると今季の勢力図が変化することもありうるという意見もある。
「今週末は誰も彼に太刀打ちできなかった」とラウダは、Motorsport-Magazin.comのインタビューで答えている。
「彼はまったくミスをしなかった。これ以上いいドライビングなどできない。完璧だった。こういう状況が続けば、(イギリスGPは)タイトルレースにおけるターニングポイントだったということになる可能性はある。モディファイされたレッドブルは、圧倒的な優位を見せ付けていたからね」

 ブルツも、ブラウン優位の状況が今後変わってくる可能性があると見ている。
「すごい週末だった。誰も彼をとめられなかった」とブルツ。
「レッドブルは自らの速さを見せ付けた。それに加えて、ブラウンGPはタイヤを適温に温めるのに苦労した」
「チームは現在、大きなリードを築いている。しかしプレッシャーにさらされ、トップの速さを示せなくなってくると、あっという間に下り坂になっていくだろう。選手権の状況が変化する可能性は十分ある。劇的な緊張が戻ってくる可能性は誰にでもある」

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