2015 シンガポールグランプリ 決勝
フェラーリのセバスチャン・ベッテル、今シーズンの3勝目を挙げる
シンガポールでのセーフティーカー導入率100%は継続:
2回のセーフティーカー導入がレース戦略に影響
上位から下位まで多彩な戦略が展開:
フェルスタッペン、スタートで1周遅れでもポイント圏内でフィニッシュ
2015年9月20日、マリーナベイ
フェラーリのセバスチャン・ベッテルが、自身とチームに今シーズンの3勝目をもたらしました。ベッテルは、2ストップ戦略でシンガポールのナイトレースを制し、キャリア通算42勝目を挙げました。2回のセーフティーカー導入が、戦略構築をさらに複雑にしました。残り20周時点で発生した2回目のセーフティーカー導入周回中、ドライバーたちは最終ピットストップを行い、フィニッシュまでのラストスパートで見応えある戦いを展開しました。
今週末用として、P Zeroレッド・スーパーソフトとP Zeroイエロー・ソフトが選択されている中、全ドライバーがスーパーソフトでスタートを切りました。しかし、1回目のピットストップ以降は、多彩な戦略が繰り広げられ、第2スティントで、トップ3を含むドライバーがスーパーソフトを使用した一方で、メルセデスの両ドライバーはソフトタイヤで走行しました。トロ・ロッソのマックス・フェルスタッペン(17歳)も同様の戦略を採りました。フェルスタッペンは、スタート時のトラブルによって、レース序盤に1周遅れとなりながらも、第3スティントでスピードのあるスーパーソフトを使用して、レース終盤に順位を上げることに成功し、ポイント圏内の8位でフィニッシュしました。レースのファステストラップは、2位を獲得したレッドブルのダニエル・リカルドにより、52周目にソフトタイヤで記録されました。
シンガポールでのセーフティーカー導入率100%は今年も継続となり、最長2時間の制限をフルに使用する決勝となりました。今シーズンの最長時間となった決勝では、大半のドライバーが2ストップ戦略を採りました。3ストッパー中の最上位ドライバーは、9位でフィニッシュしたトロ・ロッソのカルロス・サインツでした。
シンガポールグランプリ決勝は、気温30°C、路面温度33°Cで高い湿度を伴う暑いコンディション下でスタートし、温度はレースの進行とともに下降して行きました。
ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター
ポール・ヘンベリーのコメント:
「戦略とタイヤマネージメントが、ナイトレースでの重要な役割を果たしました。高温、高湿度、レース時間の長さなど、シンガポールでのコンディションは例年通りタフなものでしたが、フェラーリとセバスチャン・ベッテルは、プッシュするタイミングとセーブするポイントを熟知し、タイヤも戦略も最大限に活用することに成功しました。ベッテルにとっては完璧なレースでした。スティントの周回数を延ばす2回のセーフティーカー導入の影響を受け、3ストップから2ストップ戦略へ移行するドライバーが数多く見られました。しかし、上位から下位まで、タイヤの使用順序については多彩な戦略が採られました。特に長いレースの終盤、効果的なタイヤのケアが成功の決め手になったと思います」
コンパウンド毎のラップタイム上位:
スーパーソフト
1/マルドナード/1分50秒175
2/フェルスタッペン/1分50秒298
3/サインツ/1分50秒401
ソフト
1/リカルド/1分50秒041
2/ベッテル/1分50秒069
3/ライコネン/1分50秒341
最長スティント:
スーパーソフト/25周(フェルスタッペン)
ソフト/33周(グロージャン)
Truth-O-Meter:
我々は、61周のレースで3ストップ戦略が理論的に最速と予測する一方、多くのチームがトラフィックを考慮して2ストップ戦略を採用する可能性があることを示唆していました。最終的に、2回のセーフティーカーおよび1回のバーチャルセーフティーカー導入が、戦略に影響を及ぼしました。ベッテルは、我々が予測した2ストップ戦略のパターンに沿いつつも、セーフティーカー導入によってピットストップのタイミングに影響を受け、13周目と37周目にピットストップを行いました。
