FIA国際自動車連盟は、F1カナダGPで亡くなったコースマーシャルに対し、哀悼の意を表した。
この事故は、カナダGPの決勝レースでクラッシュしたエステバン・グティエレス(ザウバー)の車両を撤去する際に、作業にあたっていたマーシャル1名が不意に転んだところ、車両を運んでいたクレーン車の死角になってひかれた。重傷を負ったマーシャルは、すぐにモントリオール市内の病院に搬送されたが、懸命の治療にもかかわらず、命を落とす結果となってしまった。
「FIAは、午後6時02分に、F1カナダGPのコーススタッフが亡くなったという悲しいお知らせをお伝えしなければならない」と、FIAの声明には記されている。
「ノートルダム自動車クラブのメンバーであるこのコーススタッフは、本日午後に行われたF1カナダGPの終了後に発生した不慮の事故の犠牲者となった」
「スタッフは、レース中に停止した車両を回収する作業を手伝っていた。回収車両はこの車両をピットに戻す必要から(車両を)釣り上げていたが、その際にコーススタッフが無線を落としてしまい、それを拾おうとした彼が転んだところを回収車両にひかれてしまった」
「ヘリコプターでサクレ-クール病院に搬送されたスタッフは、外傷学のロナルド・デニス博士と医療副主任およびグランプリの医療副主任であるジャック・ブーシャード博士の治療を受けたが、残念ながらケガの影響で亡くなった」
「FIA、ノートルダム自動車クラブおよびF1カナダGPは、犠牲者の家族とその友人に深い哀悼の意を表する」
「スタッフの身元は、現時点で明かすことはできない」
今回の死亡事故に関しては、F1チームをはじめとする多数の関係者からも同様に哀悼の意が示されており、F1ドライバーの間にも少なからず動揺が広がっている。
マクラーレンのジェンソン・バトンは、「我々の安全のために従事しているマーシャルが、今日我々のレースの最中に命を落としたというニュースを聞いてショックと悲しみを受けている」とコメントしている。
