日産ティーダがワンツーフィニッシュ
- 中国ツーリングカー選手権 第3戦レースレポート -

7月26日 上海F1サーキット

 中国ツーリングカー選手権(CTCC)第3戦が中国・上海市の上海F1サーキット・ショートコースで開催され、東風日産ギアスポーツチームより1600ccクラスレースに出場した2台の日産ティーダがワンツーフィニッシュを達成した。

 2009年CTCC第3戦は第1戦が行なわれた上海F1サーキットに戻ってきた。最高気温32度、路面温度42度という厳しいコンディションの中、予選が行われた。#1ティーダをドライブする郭海生がトップタイムをマークし、50kgのハンディウェイトを搭載している#2ティーダの林立峰は6番グリッドを獲得した。

 夏晴れのもと決勝レースがスタートすると、ポールポジションから飛び出した#1ティーダは#5VWポロ、#4KIAセラート、#3KIAセラート、#6VWポロ、#2ティーダを従えて第一コーナーに進入していった。2周目には#2ティーダが早くも#6VWポロをかわして、5位へ順位を上げた。レースをリードする#1ティーダは追いすがる#5VWポロを抑えて周回を重ねたが、9周目に周回遅れ車両をかわす際に隙をつかれて首位の座を明け渡すことに。しかし、冷静にレースを見ていた#1ティーダの郭は、タイヤ摩耗に気遣いながら巻き返しのチャンスを狙った。その時は21周目に訪れ、再び#5VWポロをパスして首位を奪い返す。#2ティーダは序盤を5位で走行し、その後4位へと順位を上げた。さらに23周目には3位へポジションアップして終盤を迎えた。2台のティーダは#4KIAセラートを挟んで1位、3位でチェッカーフラッグを受けたが、その後、#1ティーダと2位のKIAセラートに15秒加算のペナルティが課せられ、#2ティーダの順位が2位に繰り上ることとなった。ティーダの優勝は今季初。

 優勝した郭は、「とてもハッピーな気分です。東風日産ギアスポーツチームの一員として走れることを誇りに思います。素晴らしいいクルマを準備してくれたチーム及びスポンサーの皆さんに感謝します。もちろん、残り3戦も全力で戦い、チャンピオン目指すつもりです」と語った。

中国ツーリングカー選手権(China Touring Car Championship:CTCC)
中国で行われているツーリングカーレースで、2008年まではCCC(中国サーキット選手権)のシリーズ名称だった。1600ccクラスに2台のティーダで出場する東風日産ギアチームに日産/ニスモが技術支援を行っている。本年のチャンピオンシップは、上海F1、上海天馬、北京、広東のサーキットで計6戦が予定されている。

NISSAN MOTORSPORTS
http://www.nissan-motorsports.com/JPN/PRESS/2009/090727_2.html

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