NASCAR SPRINT CUP SERIES
第33戦 Amp Energy 500
開催日:11月1日
波乱のレースでジョーイ・ロガーノが3位フィニッシュ
11月1日(日)、米国南部アラバマ州タラデガのタラデガ・スーパースピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第33戦「Amp Energy 500」が開催された。
1周2.66マイル(約4.3km)と、NASCARが行われるオーバルの中で最長を誇るタラデガは、吸気制限プレート装着レースの1戦であり、今季2度目の開催。幅の広いハイバンクコースで、2列、時には3列に並んでの激しい超高速バトルが繰り広げられる。
10月31日(土)午前11時10分より予選が行われる予定であったが、降雨のために予選は中止となり、規定に則りオーナーポイント順で決勝のグリッドは決定。トヨタ勢はデニー・ハムリンが9番手、ブライアン・ヴィッカーズが12番手につけ、13台の“トヨタ カムリ”が決勝に臨むこととなった。
1日(日)午後12時19分に、2.66マイルオーバルを188周(500マイル:約800km)して競われる決勝レースのグリーンフラッグが振られた。
16番手スタートのデイビッド・ロイティマンが序盤から好位置につけ、一気にポジションアップ。ロイティマンは10周目に首位に浮上した。
その後も時速300km以上の超高速で、複数台が連なったままの上位争いが繰り広げられ、僅かな位置取りの違いで大きく順位が入れ替わる、タラデガならではのレースが展開。
序盤のクラッシュによるコーションの後、なかなかイエローコーションが出ず、40周目には、上位争いに加わっていたヴィッカーズ、ロガーノらがグリーン下でピットイン。ロガーノは一旦周回遅れとなるが、49周目にこの日2度目のイエローコーションが出されると、“ラッキー・ドッグ”(イエローコーション発生時に周回遅れの最上位がトップと同一ラップに戻れる特別措置)でトップと同一周回に復帰。
56周目に再スタートが切られると、デニー・ハムリンが好走を見せ、58周目にこの日初めて首位に立った。
その後もハムリンと共に、カイル・ブッシュ、ロガーノ、ロビー・ゴードン、ヴィッカーズらが首位争いを展開。しかし、11周に渡って首位を走行したハムリンは、137周目に突然エンジントラブルに見舞われ、無念のリタイアを余儀なくされてしまった。
レースも終盤となった183周目、接触からスピンを喫したライアン・ニューマン(シボレー)の車体は一瞬宙に舞い、上下逆さまの状態で激しく壁にクラッシュ。ドライバーは無事だったが、レースは赤旗中断となり、12分あまりの中断を経て、3周延長、最後の2周で決されることとなった。
ヴィッカーズがアウトサイド最前列からの再スタートを切ったが、まもなく隊列から外れ、空力的に不利になったヴィッカーズは一気に後退。中団グループに飲み込まれてしまった。一方、5番手の再スタートから、首位グループにつけたロガーノは、3位のポジションをキープ。いよいよファイナルラップへ突入するかと思われたその時、中団グループで多重クラッシュが発生。上位を争っていたロイティマン、R.ゴードンや、スコット・スピードら13台が巻き込まれ、他車に突っ込まれたマーク・マーティン(シボレー)は数回横転するなど激しいクラッシュとなり、レースはその時点で順位が確定。イエローコーションのままチェッカーとなった。
25人のドライバーによって、58回に渡って首位が入れ替わるという、スーパースピードウェイならではの激しいレースとなったが、ロガーノがトヨタ勢最上位の3位でフィニッシュ。最後のアクシデントを間一髪でかわしたマイケル・ウォルトリップが7位。ヴィッカーズは 13位、Ky.ブッシュが15位でチェッカーを受けた。
次戦第34戦は11月8日(日)、米国南部テキサス州フォートワースのテキサス・モーター・スピードウェイで行われる。
ドライバー ジョーイ・ロガーノ:
「一日中ハードなバトルを続け、良い走りが出来た。ここでのレースは面白い。大事なのは絶対にクラッシュしないことだ。仲間を見つけ出し、最後にクラッシュしないように判断しなくてはならない。私がいた一群のドライバー達と共に勝利を目指してレースを戦うことは楽しかった。そして、チームにとっても良いレースになったと思う」
