14日、IZODインディカー・シリーズは、2012年から導入される新シャシー概要を発表した。シャシーの主要部分はダラーラが製作し、ノーズやウイングなどボディパーツを他のメーカーが生産できるという新たなシステムを採用している。

 セレモニーでは冒頭、再度2012年に導入される新シャシーに求められるものが会場で説明され、ブライアン・バーンハートやジル・ド・フェランらが在室するICONIC委員会の模様に会場のスクリーンがスイッチ。委員会のメンバーが手元の端末で決定を下した後、ついに会場で歓声の中、新シャシーの概要がお披露目された。

 スクリーンに映し出された新シャシーに選ばれたのは、これまでもインディカー・シリーズのシャシーを担い続けたダラーラによるセーフティセルに、他のマニュファクチャラーによるエアロパーツに交換することで、さまざまなフォルムが実現できるというもの。

 ダラーラによる新モノコックは、インディアナポリスで製造される『インディカー・セーフティセル』と呼ばれる新シャシーの基本となるもので、他のマニュファクチャラーはこれに合わせたエアロパーツを生産することができるが、このエアロパーツはすべてインディ・レーシングリーグの認可を受けなければならず、安全性がテストされる他、全チームに供給されなければならない。

 また、ダラーラの新モノコックはこれまでの45%の価格で提供されるほか、エアボーンを防ぐ『ホイール・インターロック・プリベンションシステム』というホイール同士の接触を防ぐ機構、限られたトラックで使用されるオーバーテイクシステムなど、新たな機構を備えているという。

「我々のゴールは、世界で最も速く、多様なレースが実現されることだ」とIRLのプレジデント、ブライアン・バーンハート。

「スーパースピードウェイだろうが、ショートオーバルだろうが、ロード、ストリートでもさまざまなルックスのマシンが登場するとともに、ファンが望んだ激しいレースが展開される。多くのチームに成功するチャンスを与え、ファンに興奮を与える」

 また、ICONIC委員会の一員で、FIAの元技術委員だったPIリサーチの創設者、トニー・パメルは、さまざまなメーカーがマシンのパーツを開発できることで、インディカー・シリーズに革新をもたらすと語る。「我々は、費用対効果が最も良い方法で新たなルックスを作り出すことにより、最高の世界をファンとチームに届ける」と語る。

「この新たな手段は、伝統的なレーシングカーメーカーだけにとどまらず、新たなメーカーを呼び寄せる。フォードも、GMも、ロータスも、フェラーリも来て欲しい。そしてさらに、ロッキード、ボーイング、ゼネラルエレクトリックも参画するチャンスがあるはずだ」

 すでに発表されている2.4リッターエンジンに組み合わされるこの2012年インディカー新シャシーの画像についてはセレモニーが終了した後、メディア向けに公開される予定だ。

●www.indycar.comが公開した2012年インディカーシャシーのイメージ動画
 色のついたパーツ部分が他マニュファクチャラーが製作できる部分

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