IZODインディカー・シリーズは、今週末開催されるサンパウロ戦から、続くインディ500までエンジン交換による10グリッドダウンのペナルティが課されないことを明らかにした。もしエンジン交換を行った場合、インディ500後のベルアイル戦以降に課されることになる。

 インディカー・シリーズでは通常、イレギュラーなエンジン交換を行った場合10グリッドダウンのペナルティが課される。ふだんペナルティは即座に課されることになるが、5月に行われるインディ500の特異性を鑑み、インディ500の次のレースにあたるベルアイル戦まで持ち越されることになる。

 この10グリッドダウンのペナルティが課されない期間は、サンパウロ戦から、テキサスで行われるオープンテスト、さらにインディ500のルーキーテスト、チームテスト、さらに5月20日のバンプデイまでとなっている。

「我々はインディ500のスターティングラインナップを崩すつもりはない。我々は一切ペナルティを与えないと言っている訳ではないよ。インディ500でペナルティが課されないんだ。次のイベントでペナルティが課されることになる。もし、2基のエンジン交換を行った場合、2イベントでペナルティが課される」と説明するのはインディカーの技術部門副社長のウィル・フィリップス。

 インディ500に参戦するエントラントには、ホンダ、シボレー、ロータスから新しいエンジンが供給されることになるが、フィリップスは各チームはそのエンジンをカーブデイで投入するだろうと予想している。

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