フォンタナで行われたインディカー最終戦の終盤のクラッシュで、コーションではなくレッドフラッグを出したことに一部から批判が出ていることに関し、インディカー・レースディレクターのボー・バーフィールドが釈明を行った。

 残り10周のところでトニー・カナーンがクラッシュ、チャンピオン候補としてレースを戦っていたアンドレッティ・オートスポーツのライアン・ハンター-レイはその時点でタイトルを獲得できるポジションを走行していた。

 通常どおりイエローフラッグ下でレースはフィニッシュするものとみられたが、バーフィールドはレッドフラッグを出してレースを中断、全マシンがピットに戻り、5分後にコースに復帰し、残り8周のスプリントレースを戦った。

 タイトルを失う可能性が生じたハンター-レイは、結局4位に入り無事チャンピオンに輝いたものの、チームオーナーのマイケル・アンドレッティは、レッドフラッグを出すという判断に対してレース後、不満を述べた。

「気に入らないね」とアンドレッティ。

「これまでこんなことはなかった。我々は実験台にされたのだ。そういう意味で少し不満だが、結果的にはうまくいった」

 このレースで優勝したオーナードライバーのエド・カーペンターも、不可解だと述べている。

「レッドフラッグというのは、インディカーでは新しい手順だと思う。これについては誰も聞いていない。だが自分にとってはうまくいったから問題ないが」

 バーフィールドは、レース終盤にレッドフラッグを出す可能性について、オーナーたちは知らされていたと主張した。

「まず、(インディカーのルールブックの)7.1.3.2に、レッドフラッグの手順とレース中の可能性について明記されている」

「ミーティングにおいてすべてのシナリオについて説明できるわけではない。しかし、グリーン・ホワイト・チェッカーの代わりに、フィニッシュまでレースをするためレース終盤にレッドフラッグを出すことについて、チームと議論を行ったのは間違いない」

「このプロセスを行える場面はとても限られているため、たとえばインディ500やトロントでは実施しなかった。これらのレースではイエローが出たのが遅すぎて、リスタートするのは不可能だったからだ」

 規則7.1.3.2には、レッドフラッグが提示されるとレースコンディションではなくなり、マシンは指定の場所に戻らなければならず、基本的にはマシンの作業を行うことはできないと記されている。

 レースにおけるすべてのシナリオを検討するのは難しいため、レッドフラッグを出すための条件については記されておらず、オフィシャルの判断に任されている。

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