4日に行われたIZODインディカー・シリーズ第9戦ワトキンスグレン決勝。ウィル・パワー(ベリゾン・ペンスキー)が今季2度目となるポール・トゥ・ウインで第2戦以来となる3勝目を上げた。自己最上位となる5番手でスタートした佐藤琢磨(ロータス/KVレーシング)は、1度目のピットイン以降振るわず15位フィニッシュ。武藤英紀(ニューマン・ハース)は12位でレースを終えた。

 シーズン5回目のポールスタートとなったパワーが序盤をリード。スタートで2位に出たチームメイトのライアン・ブリスコ(チーム・ペンスキー)が追いかける。序盤で激しく3位を争ったのがエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)とダリオ・フランキッティ、スコット・ディクソンのガナッシ勢。フランキッティが争いを制したが、カストロネベス、ディクソンは接触でダメージを負いトップ集団から脱落する。スタートで順位を落とした琢磨は、12周目にはジャスティン・ウィルソン(ドレイヤー&レインボールド・レーシング)を交わし4位に浮上する。

 レース中盤もリードするパワーをブリスコが追いかける展開が続く。そのトップ争いに入ってきたのがラファエル・マトス(HPド・フェラン・ドラゴン・レーシング)。リスタートでフランキッティを交わしたマトスは3番手まで浮上しトップ2台を脅かす。

 なかなかイエローコーションが入らない展開で迎えた終盤。2回目のピットインでトップに立ったブリスコだったが、プッシュするパワーを抑えられず44周目にトップを明け渡す。さらにフランキッティにも抜かれ3番手に。

 その後もプッシュし続けたパワーがポール・トゥ・ウインで“ザ・グレン”を制した。第2戦以来となるシーズン3勝目のパワーは今シーズン唯一のマルチウイナー。第2戦以降3度のポールスタートで勝利を挙げられず「本当に勝利が欲しかったんだ。休むことなくレース中ずっとプッシュし続けたよ」と久々の勝利を喜んだ。2位には、残り2周でフランキッティを交わしたブリスコが入り、チーム・ペンスキーが1-2フィニッシュを果たした。

 3位にはフランキッティ。マトスは自己ベストタイとなる4位フィニッシュ。5位には琢磨のチームメイト、マリオ・モラレス(KVレーシング)が入った。

 1回目のピットストップ前までは4位を走行していた佐藤琢磨だったが、ピットストップで大幅にポジションを落とすとその後振るわず15位フィニッシュ。14番手スタートの武藤英紀は、2つポジションアップの12位でレースを終えた。

●インディカー第9戦 ハイライト(www.indycar.com)

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