F1商業権所有者であるバーニー・エクレストンは、今季の新規則への批判に対し、フライアウェイの4戦が終了するまで判断を下すのを待ってほしいと呼びかけた。2010年F1開幕戦バーレーンGPではオーバーテイクシーンがほとんど見られず、その原因は今季からの規則改正にあると指摘されている。
今季からレース中の給油が禁止されたが、それによってバーレーンGPではオーバーテイクがほとんどなかったのだという見方が大方を占めている。燃料を大量に積んだマシンでは前のマシンに仕掛けるのが難しく、また1ストップ戦略が主流となりタイヤを労わる走りを求められるからだ。
しかし多くの懸念が示される中、エクレストンはこの状況を危機とは見なしておらず、早急に誤った行動に出ることは避け、もう少し様子を見るべきだと述べた。
「F1はパニックになることもなければ、危機に陥ってもいない」とエクレストンはザ・タイムズ紙にコメントしている。
「すぐさまできることは何もないと思う。変更をしようと安直な行動を取るべきではない。今4戦のフライアウェイをスタートしたところだ。中国GPが終了した時点でチームがどれだけ適応できたかを見てみることにしよう。新規則になって初めてのレースは常に学習の一環になるものだ」
「私はチームと話し合いを持ち、我々のビジネスにとって大事なのは、コンピュータと戯れたり1周で速く走ったりすることではなく、レースをすること、そして観客を楽しませることであると説明しようとした。この数年ずっとマシンは前のマシンに近づいてオーバーテイクをするのが難しいという同じ問題を我々は抱えており、今年も基本的にはそれと同じことが起きている。チームはこのことを承知していながら、何もしようとしない。なぜなら、それぞれが自分自身の利益を追求し、自分自身の勝利を求めているからだ」
フォーミュラワン・チームズ・アソシエーションは、17日、この問題について協議するため会合を開く予定となっている。
