バーニー・エクレストンは、FIAと対立するフォーミュラワン・チームズ・アソシエーションに対する“共感”を表し、チームが今後5年F1に参戦することを確約するなら、好きなだけ予算を使えるようにするべきだと主張した。
FIA会長マックス・モズレーが打ち出したバジェットキャップ案をめぐり、FIAとFOTAは論争を繰り広げ、F1分裂の危機が高まっている。しかしエクレストンは、問題を解消する道は見つかると考えている。
「解決するために我々はベストを尽くす」と商業権所有者であるエクレストンは、BBCに対してコメントした。しかし一方でどれだけ時間がかかるかは分からないとも述べている。
「方法を見つけられるはずだ。我々、FIA、そしてチームがいる。今後もそういう形を保つべきだ」
「この問題がどうやって始まったのか、人々が理解するのは難しいだろう。彼(モズレー)は、チームが活動を継続できるよう、彼らが予算を削る方法を見つけ出したかったのだ。これには反発があるだろう。いろいろな意味で、彼ら(チーム)の気持ちはよく分かる。誰も自分たちの金の使い方を指図されたくはないだろうからね」
「『誰も私たちに金の使い方を指示すべきではない。自分で分かっている』と彼らは言う。私としては、彼らが少なくとも5年間、選手権に参戦するのであれば、好きなように予算を使えばいいと思う」
「皆文句を言い、マックスを辞めさせればいいのにと言う。しかし我々がマックスを辞めさせることはできないのだ。彼らはそれを分かっていない」とエクレストンは、BBCラジオ・ファイブ・ライブで語った。
「彼はFIAの会長であり、(FIA総会において)世界中に122の票がある。マックスがとどまるべきかどうかについて、彼らが投票することになるが、彼はこれまでF1のために非常に素晴らしいことをいくつも成し遂げてきた。安全性を含む、あらゆることをね」
