シンガポールGPで2位表彰台を獲得したトヨタのティモ・グロックが、今季中に勝てるかどうかは難しいが、懸命に努力していけば、いつか勝つチャンスが訪れるはずだと語った。

 6番グリッドスタートのグロックは、オープニングラップでフェルナンド・アロンソの前に出たことで戦略がうまく運び、トヨタに今季最高位の2位表彰台をプレゼントした。

「すごくいいレースだった」とグロックはレース後の記者会見で振り返った。
「スタート後の1コーナーは少し混乱していた。かなりアタックしなければならなかったけれど、いいファーストスティントを送れたよ。でもトップのふたりか3人のペースにはついていけないと分かっていたので、落ち着いて集中して走り、自分のマシンで何ができるかを考えて、100パーセントのパフォーマンスを引き出して走るよう心がけた。シンガポールに来る前、去年僕らはここでうまくやれたのだということを意識していた。ここではドライバーの力でうまくやれる余地があるから、ただただ必死にプッシュした」
「他のドライバーたちの位置が分からなくなっていて、オプションタイヤに換えた後、ものすごくプッシュした。チームは僕のポジションを教えてくれなかったのに、突然“2位安泰だよ”って言われて本当にびっくりした」

 今季中に勝てると思うか、と聞かれたグロックは厳しい戦いになるが、最後まで諦めないと答えた。
「それは答えるのが難しいな。シンガポールは他とは全く違うサーキットなんだ。ここはドライバーの力でうまくやる余地がある。チーム間の力がすごく接近しているから、勝つことがどんどん難しくなってきている。でも、僕は最後の最後まで戦い続けるよ。絶対に諦めない。勝つチャンスが僕らに訪れる時がいつか来る。今週末のように懸命に取り組み、集中して、少しずつマシンを改善させていけば、成果を挙げることはできると思う。コンディションが変われば、つまりウエットレースになるとかそういうことがあれば、他のチャンスが出てくるだろう。でも今のところ僕らは現実的になる必要があると思う。トップ2のチームは依然として僕らより一歩前を行っているから、難しい戦いになるね」

本日のレースクイーン

水瀬琴音みなせことね
2025年 / スーパー耐久
D'stationフレッシュエンジェルズ
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円