ザウバーF1チームのボス、ペーター・ザウバーは、イタリアGPで2台そろってギヤボックストラブルが発生したことに腹が立っていると語り、貴重なポイントがライバル勢のものになってしまったことを嘆いた。

 ザウバーの小林可夢偉は21周、セルジオ・ペレスは32周でリタイア、後に2台ともギヤボックスのトラブルに見舞われたことが明らかにされた。
 ザウバーはエンジン同様ギヤボックスもフェラーリから供給を受けている。

 ザウバーはAuto Motor und Sportに対して「腹が立っている」と語ったとmotorsport.comが伝えている。
「F1の石器時代に戻ってしまったかのようだった」とザウバーは語り、最近のF1ではテクニカルトラブルはまれであることを示唆した。

 同誌によると、フェラーリはまだこのギヤボックストラブルの原因について分析を行っていないということだ。

 ペーター・ザウバーは、イタリアでのリタイアによってフォース・インディアやトロロッソとのコンストラクターズランキング争いが不利になったと嘆いている。
「ライバルたちに大量にポイントを与えることになったのは、オーストラリアに続いて2度目だ」
「だが我々はスポーツマンらしくこれを受け止め、最後の6戦で全力でアタックしなければならない」

 フォース・インディアはポール・ディ・レスタの8位入賞によりザウバーを抜いてランキング6位に浮上、トロロッソもダブル入賞を果たし、ザウバーと6ポイント差に迫っている。

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