F1第8戦ヨーロッパGPの公式予選Q2は、レッドブルのセバスチャン・ベッテルがトップタイムをマーク。ザウバーの小林可夢偉は14番手でQ3進出を逃した。

 15分で争われるQ2は、スタートからマーク・ウエーバーやフェルナンド・アロンソといった上位勢がソフトタイヤを投入し、序盤から激しいトップ争いが繰り広げられる。だが、ここでもレッドブルのベッテルが2番手につけたルイス・ハミルトンにコンマ4秒の差をつける1分37秒305というタイムでトップを奪う。3番手にはジェンソン・バトンがつけ、アロンソが4番手、ウエーバーは5番手につけた。

 この後セッションは、残り約8分のところでウイリアムズのパストール・マルドナドがコース上でストップしてしまい、セッションは赤旗が出されて一時中断となる。

 5分の中断を経てセッションは無事再開。ここからはニコ・ロズベルグまでの上位6台がピットで待機するかたちとなり、残る10台がトップ10をかけてアタックを開始。ここでタイムアップを果たしたのはチームメートに代わり6番手につけたミハエル・シューマッハーと10番手のビタリー・ペトロフ。しかし、最後のアタックでフォース・インディアのエイドリアン・スーティルがペトロフを上回るタイムをマークし、5強の一角を崩して今季初のQ3進出を決めた。

 一方、可夢偉は最後までアタックを続けたものの14番手が精一杯で、チームメートのセルジオ・ペレスと共にQ2で予選を終えるかたちとなった。

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