2015年のダカールラリーは9日、アントファガスタ~イキケ間647km(SS255km)のデイ7が行われ、ナッサー・アル-アティヤー(ミニ・オール4レーシング)が今大会3度目のステージ優勝を飾った。37秒遅れで2位フィニッシュしたのはインペリアル・トヨタのジニール・ドゥビリエ(トヨタ・ハイラックス)だった。

 ミニはこれまで行われた6つ全てのステージで勝利しており、12年大会から3連覇している王者の貫禄を見せつけている。総合首位のアル-アティヤーと総合2番手のドゥビリエとの差は11分12秒、総合3番手のヤジード・アル-ラジとの差は28分44秒だ。

 ステージ3位は昨年王者のホアン・ナニ・ロマ(ミニ・オール4レーシング)、チームメイトのオルランド・テラノバも5位でフィニッシュしているが、どちらもこれまでのタイムロスにより優勝争いからは離脱している。

 前日、カルロス・サインツ(プジョー2008DKR)がリタイアしたプジョー勢は、この日も不運に見舞われてしまう。プジョー勢トップだったステファン・ペテランセルにステージ143km付近でメカニカルトラブルが発生。なんとかゴールまで辿り着いたものの30分以上をロス。総合順位はトップから約1時間50分遅れの総合10番手まで転落してしまった。チームメイトのシリル・デプレもタイムをロスし13時間遅れの総合47位となっている。

 四輪市販車部門での連覇に挑む日本のチームランドクルーザー・トヨタオートボデーは、三橋淳/アラン・ゲネック組が左フロントにダメージを負い、パワーステアリングを失いつつもクラス首位でフィニッシュ。ニコラ・ジボン/三浦昂組は1分33秒遅れのクラス2番手を維持している。トラッククラスの日野チーム・スガワラ勢は、菅原照仁/杉浦博之組516号車が総合20位。菅原義正/羽村勝美/若林葉子組524号車は総合32位となっている。

 ステージ6を終え、ダカールラリー2015は折り返しを迎えた。明日10日~11日は、ひさびさに復活したマラソンステージとなり、この2日間はメカニックによる整備作業を行うことができなくなる。クルマを確実にフィニッシュ地点へ運ぶスキルがより求められることとなる。

 ダカールラリー2015のデイ6ハイライトは、J SPORTS3で23時30分~24時に放送される予定だ。

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