2レース制で開催されたIZODインディカー・シリーズ第6戦テキサスの決勝が11日に行われた。第1レースは、ダリオ・フランキッティがレースをリードし今季2勝目を挙げ、2位にはスコット・ディクソンが入りチップ・ガナッシが1-2フィニッシュ。予選4番手から上位争いを繰り広げた佐藤琢磨(ロータス/KVレーシング)は、5位に入りオーバル自己ベストを更新。グリッド順をくじで決めた2レース目は、3番手スタートのウィル・パワー(ベライゾン・ペンスキー)が速さを見せてオーバル初勝利を挙げた。

 1周1.5マイルのコースを114ラップ。これを2回行うのが今年のテキサスでのファイアストン・ツイン275sだ。ツインは双子。野球でいうダブルヘッダーである。

 第1レースは予選2番手のフランキッティが完璧な戦いぶりでテキサス初勝利。ポールスタートのアレックス・タグリアーニ(サム・シュミット)をスタートでパスすると、110周をリードし優勝を飾った。

 2位にはディクソンが予選7番手から食い込み、チップ・ガナッシは1-2。3位にはウィル・パワーが入った。佐藤琢磨は、この第1レースで自己ベストを記録。それも序盤はウィル・パワー、中盤はエリオ・カストロネベス、終盤はライアン・ブリスコとチーム・ペンスキーのドライバーたちとバトル。最後はブリスコを抑え5位フィニッシュを果たしたのだ。

 第2レースは大きな議論を呼ぶこととなった。スターティング・グリッドをクジ引きで決めるルールとなっていたのだが、上位陣で明暗が大きく分かれたためだ。第1レース結果の逆順で抽選は行われ、ポールはトニー・カナーンが引き当てる。パワーは第1レースの結果と同じ3番手を引き当てたが、ディクソンは18番手、フランキッティは28番手と後方スタートとなった。イエローコーションが一度も出ないレースとなり、チップ・ガナッシ勢がなかなかポジションを上げられずに苦戦する中、パワーは2台をパスしオーバル初優勝を記録したのだった。

 25番手スタートのクジを自ら引いた佐藤は、13個のポジションアップで12位でのゴールを果たした。

 パワーは2レースで最多の45点を稼ぎ、ポイントリードを広げた。

決勝第1レース結果はコチラへ http://as-web.jp/news/info.php?c_id=5&no=34200
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