ルイス・ハミルトンは、自分は今後二度とF1タイトルを獲得できないかもしれないが、タイトルの数が偉大さを表すわけではないと述べた。

 セバスチャン・ベッテルが4年連続でチャンピオンに輝いた後、ハミルトンはベッテルを称えながらも、タイトルの数がドライバーとしての素晴らしさをそのまま表すとは限らないとの考えを示した。

 ベッテルの業績は素晴らしく、いずれミハエル・シューマッハーの記録に並び、最も偉大なドライバーとみなされるようになるだろう、とハミルトンはBBCのコラムに記した。

「だがF1ドライバーの偉大さは、単純に記録ではなくもっと特別な意味合いを持つものだ」とハミルトンは記し、例として3回タイトルを獲得したアイルトン・セナより7回獲得したシューマッハーの方が2倍優れているわけでも、2回チャンピオンになったフェルナンド・アロンソより4回のベッテルが2倍優れているわけでもない、と主張した。

「正しいタイミングで正しい場所にいなければならない。自分が持つツールを活用する必要がある。チームとうまく働き、メディアや周囲の人々にうまく対処し、どういう人間でいるか、そういったことが重要だ」
「偉大さを決定付ける要素はたくさんある。僕はそれを見つけようとしているところだ」

「ドライバーとして僕はとてもうまくやっていると思う。マシンに勝つ力があれば、僕は勝てる」

「来年は僕らは高い競争力を発揮できると確信しているけれど、実際どうなるかは誰にも分からない。状況に恵まれず、僕は二度とワールドチャンピオンシップを勝ち取ることができないかもしれない。僕らのスポーツではそういうことがあり得るんだ」

「少し前にはそう考えることが恐ろしかったけれど、今はそうでもない」
「僕はレースに対して大きな情熱を抱いている」
「F1に入ってこようとしている他のカルチャーに対してドアを開いたことは、僕にとってとても大きな意味を持つ。今ではグランプリに黒人の人々が訪れているし、インドやその他アジアの人たちもいる」

「僕は自分のスポーツにおいて先駆者になったことを心から誇りに思う。テニスのウイリアムズ姉妹やゴルフのタイガー・ウッズのようにね」

「いずれにしても人生はレースがすべてではない。僕はできるだけ長くレースをしたいし、できるだけ多く勝ちたいけれど、世界の何か有益なことに貢献したいんだ」

 ハミルトンは2007年にマクラーレンからF1デビュー、ランキング2位を獲得し、翌年にはチャンピオンに輝いた。非常に高い評価を受けるハミルトンだが、その後はランキング4位が最高となっている。

本日のレースクイーン

うららうらら
2026年 / スーパーGT
ENEOS GIRLS
  • auto sport ch by autosport web

    20歳でスーパーGTの最高峰に挑む“新人”小林利徠斗に迫った『FORMATION LAP』2026年第1弾が6月5日に公開

    ふつうとちょっとズレてる──20歳で最高峰に挑む新人ドライバー【FORMATION LAP Produced by auto sport】2026 Episode 1

  • auto sport

    auto sport 2026年8月号 No.1622

    [特集]│多│角│検│証│
    なぜ、日本人はF1で勝てないのか?
    いつか夢を実現するために過去から学ぶ

  • asweb shop

    F速 Premium Vol.3
    角田裕毅 現在・過去・未来

    2,100円