アブダビGPの後、ルイス・ハミルトンは、フェルナンド・アロンソのような最強のドライバーに勝って獲得した勝利だけに嬉しさが格別だと語った。
アブダビGPで熾烈な優勝争いを繰り広げた後、ふたりは抱き合い、互いの健闘を称えあった。
「フェルナンドとのバトルはものすごく楽しかった。彼は最強のドライバーだからね」とハミルトンはイタリアの放送局RAIに対してコメントしたとF1SAが伝えた。
またITVはハミルトンの次のようなコメントを報じている。
「最高の気分だよ。僕にとってベストレースのひとつだ。レースを通して世界で最も優れたドライバーのひとりを押さえ切るのは、とてつもなく大変なことだった」
BBCによると、アブダビGP前に、アロンソは、ハミルトンは「ベストのマシンがなくてもタイトルを獲れるドライバー」だと述べたという。これを聞いたハミルトンは「僕はこんなシーズンを送っているのにもかかわらず、フェルナンドが僕についてとてもよく言ってくれているのを知って、心底驚いた」と語ったという。
「他のドライバーから支持されているとわかって嬉しい」
アロンソの言葉を聞いたハミルトンは、しばらく言葉を失ったという。
ハミルトンとアロンソは2007年にマクラーレンでチームメイト同士だったが、当時のふたりの関係はよくなかったといわれている。
「以前の関係はああだったけれど、僕らはお互いに友情と尊敬を抱いているし、それがとても強いものになってきている」とハミルトン。
「僕は昔から、彼は、ナンバーワンかはともかくベストドライバーのひとりだと言ってきた」
アロンソ自身、過去数年、性能が劣るルノー、あるいは現在のフェラーリでマシンの力以上の結果を出しているものの、彼は、ハミルトンはベストのマシンに乗っていなくても勝てるドライバーであると称賛した。
「今年はハミルトンにとって最高のシーズンではない。原因はピレリタイヤなのか、ブロウンディフューザーによってドライビングスタイルが変わったことなのかは分からない」
「さらに(チームメイトのジェンソン・)バトンは素晴らしいシーズンを送っている。そういった要素が一緒になって、彼のシーズンはあまりよくないという印象を与えている」
「でもたとえばインドでは予選で2位を獲得した。サッカーのようなものだ。もしレアルマドリードやバルセロナがあるシーズンであまり活躍できなかったとしても、だからといって彼らがトップクラスでないとはいえない」
「次の冬季テストで僕が注目するのは彼(ハミルトン)だけだ。他のドライバーたちはベストのマシンがあれば勝てる。でも彼はベストのマシンがなくてもタイトルを獲得できるドライバーだ」
