2011年F1モナコGPの木曜プラクティスで、マクラーレンのルイス・ハミルトンは1回目5位/2回目2位、ジェンソン・バトンは1回目6位/2回目4位だった。

■ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス
ルイス・ハミルトン　フリー走行1＝5位／2＝2位
　モナコを走るのはファンタスティックだ。このコースが大好きだし、天気も素晴らしい。美しい場所だ。ドライブしたすべての周回を楽しんだし、クルマの中からモナコ全体の最高の眺めを楽しんだよ！　ここに来られてとてもハッピーだ。クルマのバランスにはとても満足しているし、トラブルが出なかったことも良かった。でも、戦いはかなりの接戦となるだろう。DRSとKERSハイブリッドにすぐに慣れたけれど、それを効果的に使用できるのはピットストレートと上りのセクションだけで、低速セクションでは使わないだろう。予選ではあと何カ所か使用する場所を見つけるかもしれないけど、それは言わないでおくよ！　このコースをドライブするのが本当に好きなんだ。今までの中で最高の経験だ。エキサイティングで、小さなミスの余地もなく、縁石から縁石へととび移るときの感覚は何とも言えず最高だ。このグランプリで勝ちたいよ！

ジェンソン・バトン　フリー走行1＝6位／2＝4位
　最初のラップはすごく滑りやすくていつもショックを受ける。でも、グリップが出てくれば、クルマがちゃんと機能し、本当に楽しくなるんだ。DRSとKERSハイブリッドはどちらも良く機能している。DRSの使用については問題はまったくないが、トンネル内で使用不可になったのはよかったよ。FIAは間違いなく正しい決断を下した。KERSハイブリッドをどこで使うのが最適か、答えを見つけたと思う。去年よりもクルマに良い感触を持っている。でも、まだいくつかのエリアで微調整する必要がある。クルマにはまずまずのスピードがあるが、コース上での戦いは信じられないくらい激しい。デグラデーションは、僕ら全員が予想していたよりもかなり小さい。スーパーソフトでロングランを行い、多少デグラデーションが出たものの、そこそこよかった。ハード側のタイヤも同じだ。ただ、日曜日のレースでどの作戦がベストなのかを決めるのは簡単ではないね。