フェラーリは、2014年に向け開発している新しいV6ターボエンジンが、マラネロにあるファクトリーのダイナモで動き始めていると語った。
F1エンジンメーカーのルノーとメルセデスは、すでに新しいパワーユニットのベンチテストを開始したと考えられているが、フェラーリのエンジンおよびエレクトロニクス部門を率いるルカ・マルモリーニは、彼らのチームも同じ作業を順調に進めているとコメントした。
「パワーユニットに携わる人々にとって、それはとてもチャレンジングな時間だ」と、マルモリーニはフェラーリの公式サイトで語っている。
「我々は2012年のパワートレインに取り組んでおり、今シーズンの残りも非常に重要だ。しかし、新しいやり方で2013年のエンジンに取り組まなければならないことを、誰も大きな仕事だとは思っていない」
「同時に、我々にはV6がある。また、V6最初のものがダイナモで走っている。非常に興味深いプロジェクトだ」
フェラーリ、ルノー、メルセデスが新しいターボエンジンのテストを進める一方で、独立サプライヤーのPUREの運命は不確実なままだ。クレイグ・ポラックが率いるファクトリーは、今月初めに資金難に陥り、活動をストップ。また老舗のコスワースも、2014年のエンジン開発にかかわる高額の投資にゴーサインを出すかは明らかにされていない。
