ピレリは今季F1において今後はハードタイヤを使用する予定はないことを明らかにした。

 ピレリは先週、次の3グランプリ、ベルギー、イタリア、シンガポールに使用するコンパウンドを発表、そこにはハードタイヤは含まれていなかった。その後、ピレリのモータースポーツディレクター、ポール・ヘンベリーは、今季残りのレースにハードタイヤを持ち込む予定はないとコメントした。

「ハードコンパウンドを再び使用することはないと思う」とヘンベリー。
「これは硬すぎたと思う。今後のアグレッシブなサーキットにおいては、ミディアムが十分な硬さを持っている。そのためハードに戻るつもりはない」

 さらにヘンベリーは、今季のハードタイヤは来年も使用しない見込みであると述べた。
「来季は(今季の)ミディアムがハードになるだろう。現在のソフトとミディアムの間のタイヤを作る見込みだ。コンパウンド同士の差を1秒程度に保ちたい。スーパーソフトとソフトはうまくいっている。スピード差は1秒で、デグラデーションの差は明らかで、使用に制限がある」
「新たなミディアムと新たなハードにおいてもそれを実現できれば成功だと思う」

 これまでフェラーリはタイヤが硬ければ硬いほど苦労する傾向にあり、ピレリのこの判断は彼らにとっては明るい材料になるといえそうだ。

 ピレリはすべてのコースでタイヤをよりよい状態で機能させるため、今後もレースごとにコンパウンドを変えていくということだ。
「今後のサーキットはかなり性格が異なるため、そうする必要がある。ストリートサーキットのみはかなり似た傾向があるが、シンガポールは雨の可能性があり、ナイトレースであり、40度の中で戦うことになる。特殊な状況となり、面白いことになりそうだ」
「他にも興味深いシナリオになる可能性はあるだろうが、我々はチャレンジに立ち向かっていくつもりだ」

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